あらすじ
第1回角川文庫キャラクター小説大賞隠し球が、満を持してデビュー。涙なしでは読めない、ダメな父と健気な息子の不器用な物語。
【ストーリー】
夏のある日、しがない30代男・奥田狐のアパートを訪ねてきた天使。その小さな天使は汗をかきかき顔を上気させ、曇りのない目で狐を見つめる――天使の名前は遊。離婚により離れ離れになった息子だ。突然現れた息子の登場に、狐に訪れたのは嬉しさより、むしろ得体のしれない者に対峙したときの「恐怖」だった。こうして「ダメ親父」と「天使すぎる息子」のひと夏の生活がはじまった――自分のことしか愛せないダメ男に、必要以上に気を遣う健気な息子、そんなダメ男をなぜか慕うヤンキー娘、そして、狐のすべてを知る元嫁。親子であって親子でない父と息子は、親子以上に親子な関係を模索するが……?
「アバウト・ア・ボーイ」「とんび」に続く、切ない親子の物語。
装画/柳沼行(「ふたつのスピカ」など)
クズ男のA玉/少女とサボテン/幸せのバームクーヘン
※本作は、第1回角川文庫キャラクター小説大賞応募作「仙人系クズ男のA玉」に書き下ろしの2編を加え、文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
ラムネの中に入っているビー玉は
ビー玉ではなくエー玉というらしい。
綺麗なガラス玉。
エー玉になれなかったのがビー玉になるらしい。
主人公コンは何歳になっても自分ファースト人間で、
かといって優しさがないわけでもなく、
憎みきれない人物像。
ただ、面倒見の良い息子を持てたのはラッキーだったね。
そうでなければとっくに親子の縁なんて切れてるし
もっと孤独だったと思うよ。
逆に息子側は自分が結婚してもなお、
父親をどうしてそこまで求めるのか、
私には正直理解できなかった。
自分自身で作り上げた家族がやっとできたんだから
それ一番に考えて生きていけばいいのに。
ただ、奥様は学生時代からずっと付き合ってた人だというから
もしかしたら『人との繋がりを断ち切るのが怖い人』なのかな。
いや違うか。
『人との繋がりを大事にする人』なのか?
その最後のチャンスがあの東京行きだったのかな?
だとしたら、表題が彼の答え?
でも最後「またね」って言ってたよねぇ…
余計なお世話だけど、老いぼれる前にサヨナラした方がいいと思うよ。
Posted by ブクログ
涙の止まらない感動作。と書いてあったのでとても楽しみに読み始めましたが、一滴も涙は出ませんでした、、。笑
遊くんはしっかりとした大人になり、良かったなと思いました。
茜音先生みたいな人にもう少し早く出会えていれば良かったかもしれないですね。