【感想・ネタバレ】さよなら、ビー玉父さんのレビュー

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Posted by ブクログ

最初はパッケージを見て買ってみたんですが、読んでみてとっても感動しました。
親子とは何か、大事な人とは何か、一緒に考えてついよみいってしまう作品です。

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2019年03月09日

Posted by ブクログ

しがないクズ父のところに、離婚して離れて暮らしている息子が訪ねてくるお話
息子の年齢で8歳、12歳、26歳のときの3編

自分が去年離婚し、1年以上娘と会っていないという状況であるが故にかなりザクザクと刺される
あとがきで、自分がモデルかも知れないという人が多数いたがモデルはいないとのこと
でもまぁ、似たような境遇の人はそう感じても仕方がないと思うよ

下記、公式のあらすじ
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夏の炎天下、しがない30代男・奥田狐(通称:コン)のアパートを、小さな天使が訪ねてきた。天使の名は遊。離婚で別れた8歳の息子だった。久々の再会に、嬉しさより得体のしれない物に対峙したときの恐怖を感じてしまう狐。しかし息子は、上気した顔で、そんな父を見上げ微笑む…自分しか愛せない、とことんダメな父と、子どもでいることを必死に我慢する健気な息子が、親子をやり直すために奔走する姿を追う、涙が止まらない感動作。
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主要な登場人物は4人
クズ父の通称コン
息子の遊
コンを好きな若い女の子のキャロン
元妻の椿姫


コンの自己愛っぷりが自分にも思い当たるところがあって、読んでいて四方から滅多打ちにされてるような気になる
でも、まず自分を愛せない輩が他人を愛せないのではないかと思うんだけど、どうだろうか?
なので、コンの気持ちがわからないでもない
僕も娘の好き嫌いとか、今会っても詳しくはわからないんじゃないだろうかと思う
ちなみに、ラムネのビー玉がA玉だのB玉だのというのはガセ
ビー玉の由来はビードロ玉なので

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2020年06月24日

Posted by ブクログ

もともとクズ男の素質があった主人公のコン。
離婚を機にダメ男っぷりに拍車がかかる。

受け身シンデレラとはよく言ったもんだ!

宣伝文句にある「号泣」はしなかったものの、
私は好みの話。

一緒に生活を共にするとなるとダメ男は絶対にイヤなのだけれど、
生活の事なんか考えなければ、
私はダメ男と言われる類の人が本当はたまらなく好きなんだと思う。
なのでコンの事も憎めない。愛すべき人物だ。

迷走するダメ男、最高だ。

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2020年06月22日

Posted by ブクログ

 ああ痛い。。。痛いなあ。。。

 「愛」というのは性愛だけを指すわけではなく、家族愛やら友情やら愛玩やら、いろんなところにその片鱗を見つけることができる。こんなことを言うと誤解を招くかもしれないが、でもどんな「愛」もどこか共通点がありそうで、何かをきっかけにコロっと移り変わっていくことがありそうな。「友達以上恋人未満」という表現があるということは、きっと友情は性愛へと変わっていくことがあるのだろう。
 でも、そんな「愛」が苦手な人もいる。人から「愛」を受け取るのが苦手。人を愛するのが苦手。「愛」を表現するのが苦手。私もそんな「愛」が苦手な一人なのかもしれない。
 そんな悩みを友人に吐露すると「あなたは考えすぎだ」と一蹴された。うーん、そんなものなのか。

 さて、本作。本作の主人公・奥田狐(通称「コン」)もその一人である。コンの一挙手一投足すべてが痛い。辛い。えぐられる。
 考えすぎのコンを笑う読者もいるのかもしれない。苛立つ読者もいるのかもしれない。でも、僕は笑わない。笑えない。
 「愛」が得意な人は、きっとコンを嫌うだろう。本書をツマラナイ、クダラナイと笑えるあなたはきっと大丈夫。どうぞ幸せになってください。


【目次】
クズ男のA玉
少女とサボテン
幸せのバームクーヘン
あとがき

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2020年03月07日

Posted by ブクログ

阿月まひるさんがクズ元親父と天使息子の父子愛を描いた感動作です。最初に著者は女性ですが最近は性別を示す表記が曖昧で読者に推測を促しているのか必要がないと判断されているのか解りませんが何れにせよ出版社に対し苦言を呈したいですね。さて主要キャラの名前がとてもユニークで主人公・奥田狐(コン)と彼の離婚前の息子・遊と伽論(キャロン)ですが、きつねやきゃろんの名には苦笑いですね。コンは言い得て妙な受身シンデレラ中年だから生き方は一生変わらないでしょうね。けど遊も一時的なさよならで決して父を見捨てはしないでしょうね。

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2019年10月04日

Posted by ブクログ

大切なものはずっと変わらない。
心の中に秘めたものはその人だけの宝物。
親子の絆を感じられる素敵な本でした。

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2019年10月01日

ネタバレ 購入済み

遊君かわええなそれはそれとして

行かんのかーい!

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2019年06月20日

Posted by ブクログ

これは立場ではないと思う部分、思うところに辿れないかもなあ、父の思い、息子の思い

キャロンちゃんの母性ではない女心ってやつ
「少女とサボテン」は好き

ほのぼの系で良かったと思います
ドラマにしたら面白いかなあとも思いました

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2018年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

涙の止まらない感動作。と書いてあったのでとても楽しみに読み始めましたが、一滴も涙は出ませんでした、、。笑

遊くんはしっかりとした大人になり、良かったなと思いました。

茜音先生みたいな人にもう少し早く出会えていれば良かったかもしれないですね。

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2021年08月15日

Posted by ブクログ

この本はわたしには合わなかったようです。
涙が止まらない感動作とありますが、一度も泣けず。

主人公のコンは、クズというより子供なんですね。思考が!!

茜音さんの言葉にはちょっと癒やされました。
なかなか自分で自分のことはわからないものなのでしょうね。
わたしも自分がどんな人間なのか言葉ではいい表せないし。
わたしも大人にならないと!!

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2021年04月07日

Posted by ブクログ

同じ主要人物で時を経ていく3部構成の話。
主人公はクズ父、反してよく出来た息子がいる。
クズ…と言うのは作中の表現だけども、そこまで言わなくとも、と思う。私の中で、クズっていう表現の評価は、もっと低い。

つまりは大人として父として良いとは言えず、きっかけがあっても変われないほどの自己愛の塊、父性に目覚めたところでそれを1番に出来ないほどに臆病者で面倒くさがり。
第一部に当たる物語は、始めの物語なのでまぁ良かったけれど、時が経って第二部、第三部、読み進めて行けども行けどもダメな男はダメなままで…もやもやもやもや、もやもや…そういうお話しなのだろうけれども、いい加減にしなさいなと叱咤したくなってしまった。

受身シンデレラ中年、とはよく言ったものだが、シンデレラに失礼な気もする。

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2021年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

きた~‼️まじ、めんどくさ~。クズ父ちゃんは自分が大好きで、息子から逃げている。しかし息子は父ちゃんを追う。クズ父ちゃんが母親と離婚しても、息子はやっぱり追う。理由は父ちゃんのことが好きだから。クズ父ちゃんも息子のことが一番大好き。息子はクズ父ちゃんを無視しないし憎まない、理由はクズ父ちゃんを好きだから。息子は愛嬌があり、父ちゃんのことが好きなのは理解したが、最後の場面は何故来なかった?何なん父ちゃん、ほんま何がしたいねん!最後まで面倒くさいクズ父ちゃんを理解できず。でもそれがいいところなのかな?★3.0

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2020年08月11日

Posted by ブクログ

表紙の絵の男の子のかわいさとダメダメ父さんの話ということで、興味を持ち買ってみました。

セリフではないコンの想い、また行間のツッコミはなかなかの表現だし、おもしろい。関西弁というのもあるかな。

コンみたいに、年をとっていく人もいるだろうと思う。それでいて、こういった親を持つ子はしっかりしたいい子になるというのもよくあることだと思う。

最後まで「さよなら、ビー玉父さん」の"さよなら"ってなんだろうって思って読んでいたが、少し期待外れな感じだった。
もう少しパンチがある展開(特に最後のあたりが)だと読み終えた時に、心に残ると思うのだけれど。

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2020年01月31日

Posted by ブクログ

読んでて悲しくなるようなクズ人間のコン。
職もなく、そこに焦りもなく、フラフラとクラゲのような人生を歩んでいる。
離婚をして、遊という息子もいた。

ある日、コンの元に8歳の息子、遊が現れた。
どうして遊はやってきたのか。。。

クズ人間だし、目標も焦りもないコンに読み始めた時はイライラした。
全体的にみんな、関西弁で口調もなかなか穏やかじゃない。
素直に正直にぐさっと突き刺さることも平気で言う。
帯では泣けるって書いてたけど、自分には合わない作品なのかなと思ってました。

でも、ある瞬間から、グッと感動モードに入る。
それは、言葉にするには恥ずかしいことの一種で、それを伝えられた時。
この瞬間から入り込んで、一気読みです。

幸せになる勇気とか、自分で決断する責任とか。
ここから逃げてフラフラすることもあるだろなと思って読んでました。
相手の気持ちを理解してない訳じゃないけど、それを無下にしてしまうこともあるし。
そんなこと気にしすぎてたら生きられないよとも思うし。
だから、ぶつかる時にはぶつかって交わればいいのかな。
いつもいい格好をするのではなく、さらけ出すことも大事だなーって思わされた作品です!

コンはおじさんになってやっと心の成長がありました。
こんな大人でも別にいいと思う。

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2019年06月24日

Posted by ブクログ

テーマは家族。
舞台は大阪、奈良。
A玉ではなくB玉。
かなりダメなお父さんが主役。
それでも子供にとってはかけがえのないもの。
成長にともなう3編の中編集でした。
おもしろい本でしたが、完全には感情移入はできませんでした。

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2019年02月18日

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