あらすじ
二日酔いで目覚めた朝、ベッドの横の床に見覚えのない女の死体があった。俺が殺すわけがない。知らない女だ。では誰が殺したのか――?(「女が死んでいる」)表題作他7篇を収録した、企みに満ちた短篇集。
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Posted by ブクログ
「殺人は難しい」は短いのにびっくり。そういう事があるのか…ミホ。
「二重露出」もそういうことか!と。同じことを考える似た者夫婦がタバコ屋を挟んで商売をしていた、悪臭ホームレスも…
おもしろかった!
Posted by ブクログ
短編集。
「うわーっ!」と驚くのはなかったが、「えっ!」とか「そーきたか!」ばっかりの高レベル短編集。
叙述トリックあり、意外な真実ありと どれも長編になってもおかしくないレベルのような気がした。
一番印象に残ったのは最後の一遍 レッツゴーだった。
これはミステリーではなく日常を描いた作品かなー?と最後の一遍なんで毛色の違った作品を挿入したのだろうと思いながら読んでいたら、そうきたか!とビックリさせられた。
Posted by ブクログ
全8話の短編集です。
2回目の通読でした。前回の記憶が全くなく、思っていたのとイメージが異なっていたので、ある意味楽しめました。
ああ、こういうトリックだったのね。と感心するストーリーもありました。
最後の1話だけはどうしても好みではなく、読むのが苦痛で早めくりしてしまいました。
Posted by ブクログ
8話の短編集です。
2回目の通読でしたが前に読んだ記憶とかなり相違あり。
そういうトリックだったか!とそれはそれで楽しめました。
最後の1話だけがどうしても受け付けなかったです…
Posted by ブクログ
短編8編。帯に「必ずあなたも騙される!どんでん返し8連発!」とあります。
「女が死んでいる」・・・朝起きると知らない女の刺殺体が転がっていた。酔いつぶれた自分が殺したのか?
真相はそこまでやるのか?という展開。女の人は大事にしたほうがいい。
「殺意のかたち」・・・青酸カリ中毒で死んだ男。誰が殺したのか?という王道なミステリー。登場人物も少なく、真相に気づきましたが、素直にどんでん返しを受けました。面白かったです。
「二重露出」・・・公園に住み着くホームレスが放つ悪臭のためお客が激減した飲食店。ホームレスと話し合いで解決しないため殺害を計画します。この結末はずるいです。
「憎悪」・・・素性のわからない男性と愛人契約をした女性。男性のことを調べようとします。ミスリードされます。結末は後味悪いです。
「殺人は難しい」・・・夫の浮気を確信し、浮気相手を殺害する妻。【問題編】と【解答編】があります。この夫の軽い感じがすごく嫌だ。
「病んだ水」・・・産業廃棄物処理場を建設する会社の社長令嬢が誘拐される。身代金はたったの30万。身代金の運搬役をした社長秘書の手紙による独白。そういう方法なら犯人は捕まらないわけだなと納得。
「母性という名の狂気」・・・子供を虐待する母親の気持ちが痛々しい。結末はこれも後味悪い。
「レッツゴー」・・・女子高生が恋愛成就のため張り切ります。胃袋を掴むため料理を習得し奮闘します。そこへ恋多き女の姉が首を突っ込んできます。主人公の名前も鳩子ちゃんとか面白く、全体的に軽く、ほほえましいです。
残念なのは、だんだん読み進めるうちに、どんでん返しなんだろうな~と思ってしまうのが嫌になってきました。帯のせいで騙そう騙そうとしている雰囲気が出てしまっているというか・・・帯が悪い気がします。先入観なしで読みたかったです。