あらすじ
「あの時以来、僕は伯母の『王国』の住人でありつづけているのです」 売れない小説家の私が若手作家の集まりで出会った、聡明な青年・澤田瞬。 彼の伯母が、敬愛する幻想小説家・沢渡晶だと知った私は、瞬の数奇な人生と、伯母が隠遁していた古い屋敷を巡る不可思議な物語に魅了されていく。 なぜ、この物語は語られるのか。謎が明かされるラストで、世界は一変する。深い感動が胸を打つ、至高の“愛”の物語。
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Posted by ブクログ
評価分かれてるのが意外
最後唐突にすごい悲しい
どゆこと?すごいなナニコレ?何だったのよ????って思って最初から読み返そうかと思って、読み返すべきだろうけど読み返したく…ならない。最後まで読むのは何かすごい疲れた。
どっかで紹介されてて読みたいリストに入れたまんま忘れてたんだと思う
どういう紹介されてて自分が読みたいリストに入れたのか経緯が気になる
Posted by ブクログ
名もなき王国
物語の中に物語がある入れ子構造を持ったお話し。
廃墟のような病院跡に住み物語を残した小説家。その小説が入れ子のように挿入されます。
その小説と物語が呼応するような形で物語が進み、後半部分では、いろいろな登場人物が錯綜して行きますが、最後には収斂して行きます。
中井英夫やボルヘスなどの幻想文学の作家の名前がでてきますが、あまりそういった感じはしません。
作中作のSFのお話しが結構気に入りました。
純粋な短編集も読んで見たい気がします。
竹蔵
Posted by ブクログ
少しづつずれていろいろな反復が繰り返される、を小説でやる。読み返すとごっちゃになる感じがゆらゆらする。最後は宮沢賢治の現代版みたいで、これについて、ゲームのある時代だなあと思った理由は今のところ分からない。
Posted by ブクログ
語り手とその友人とその伯母の三人の作家たちを、そしてその作家たちの作品を、まるでミステリーであるように、ファンタジーであるように、SFであるように描かれる。
話が飛んだような描写などもあり戸惑う場面もあるが、フェードインフェードアウトするように、ファンタジックなシーン、近未来なシーン、明治大正のような古い時代のシーン、そして現代のシーンが重なり合うように描かれ、幻想小説と呼ばれているようにその雰囲気がとても心地よい。
個人的には近未来的な半島に閉じ込められている人達の物語と、現代のデリヘル嬢の送迎のアルバイトの物語がとても印象的。
ラストも果たして夢から覚めているのか、あたかも覚めたような夢を見続けているのか、最初から最後まで幻想小説だった。