【感想・ネタバレ】カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけんのレビュー

あらすじ

カラス屋の朝は早い。日が昇る前に動き出し、カラスの朝飯(=新宿歌舞伎町の生ゴミ)を観察する。気づけば半径10mに19羽ものカラス。餌を投げれば一斉に頭をこちらに向ける。俺はまるでカラス使いだ。学会でハンガリーに行っても頭の中はカラス一色。地方のカフェに「ワタリガラス(世界一大きく稀少)がいる」と聞けば道も店の名も聞かずに飛び出していく。餓死したカラスの冷凍肉を研究室で食らい、もっと旨く食うにはと調理法を考える。生物学者のクレイジーな日常から、動物の愛らしい生き方が見えてくる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  カラスは女子供をバカにするか
第2章  天国に一番近い地獄
第3章  味覚生物学のススメ
第4章  ウミガメと握手
第5章  新宿クロウズ
第6章  ナイトミュージアム
第7章  謎の生物「ヨソモノ」
第8章  ケダモノ5班の彷徨
第9章  実録!木津川24時
第10章  青くはなかったが美しきドナウ
第11章  調査職人

<内容>
一応「自然科学」に分類したが、内容は漫談集(?)。カラスの話は、最初のあたりにしか書いていない。そしてこの本を読むと、生物学を大学でやることを躊躇すること請け合い!それでも「生きもの」が好きなら、この世界にどっぷりとつかれるはず。日常生活はもちろん、ファッション(ユニクロの話がよく出てくる)や食生活も犠牲にして、生きものと付き合っていく覚悟。そして第11章にあるが、「環境アセスメント」を生業にしている人がいる(それもかなり苛酷な仕事)のには驚いた…  

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2018年09月09日

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