【感想・ネタバレ】砂浜に坐り込んだ船(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

石狩湾で坐礁した、五千トンの貨物船。忽然と砂浜に現れた非日常的な巨体に魅せられ、夜、独り大型テレビでその姿を眺めていると、「彼」の声がした。友情と鎮魂を描く表題作と、県外の避難先から消えた被災者の静かな怒りを見つめる「苦麻の村」、津波がさらった形見の品を想像力のなかに探る「美しい祖母の聖書」ほか、悲しみを乗り越える人々を時に温かく時にマジカルに包み込む全9編。(解説・堀江敏幸)

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Posted by ブクログ

砂浜に坐り込んだ船/大聖堂/美しい祖母の聖書/苦麻の村/上と下に腕を伸ばして鉛直に連なった猿たち/夢の中の夢の中の、/イスファハーンの魔神/監獄のバラード/マウント・ボラダイルへの飛翔

目の前に在る物にふと意識を向けるとそこに思い出が揺蕩っている。辛いものも楽しいものも懐かしくそこにある。ひと時を緩く過ごしたら、また歩き出そう今を思い出す時まで

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2018年07月06日

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