あらすじ
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「二刀流」は力学的にどれくらい有効なのか?
【おかげさまで4刷!】
【スポーツ・バイオメカニクスの第一人者、吉福康郎氏が、さまざまな「武術の技」を科学的に分析して、1冊の本にまとめました!】
武術は戦場で自分の身を守り、敵を倒すための戦闘術として発展してきました。
そのため、競技者の安全を確保するためにルールが整備されている格闘技とは異なり、きわめて実戦的な技をもっています。
武術の技は合理的でムダがありませんが、命のやり取りをする戦場では、いかに速く、いかに確実に敵を無力化できるかが重要だからです。
本書では、さまざまな武術の技を力学、解剖学、認知心理学の観点から解説していきます。
【この本の内容(一部)】
●スポーツ的な格闘技と実戦武術はどう違う?
●スポーツ的格闘技よりも武術は強い?
●ジークンドーは貫手を多用するようだけどなぜ?
●打たれ強い体になる武術独特の方法は?
●実際の真剣勝負ってどんなものなの?
●時代劇の峰打ちのシーンは本当にやることなの?
●刀で相手の刀を打ち払うときのコツは?
●斬り込んできた刀を柔らかく受け流す方法は?
●二刀流はどれくらい力学的に有効なの?
●薩摩に伝わる「薬丸自顕流」の威力の謎を教えて
●日本刀の反りと刃筋との関係は?
●日本刀で物体を斬ったときの手応えと斬れ味は?
●棒、刀、槍の威力はなにがどう違う?
●実際の矢の威力はどれくらいだった?
●武術でいう「最速最短の動き」とは?
●「影抜き」という不思議な剣の技はなに?
●武術の「崩し」とはどのようなものか?
●手首をつかまれたとき崩すことは可能?
●武術の「崩し」ができる体はどうつくる?
●座禅による集中とは科学的にどんなもの?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最終章の気についての話は面白かった。
筆者が腰痛と腹痛を治すために半信半疑で気功の本を読みながら実践していると、自分の手から気がでていることにきづいたという話は嘘やろと思った。気功協会の会長にも相当な気が出ていると言われたらしいだから、筆者気は存在すると確信したらしい
武術について科学的に書いてるほんかなとおもっていたけど、最終的に筆者の経験から理屈を作るという納得できない感無理矢理感が、面白かった
武器は科学的に検証してると思った
筆者が最後の最後で悟りを開いてしまうってことが笑っちゃう
ちなみに悟りとは問題が起こった時、何一つ解決策は見つかっていないが、いつの間にか悩みから離れ、生きる意欲が湧いてくるっていう状態らしい やばい強すぎる 悟りてぇとおもった。
筆者の武術奥義の科学って本も読みたくなった
Posted by ブクログ
・数式が出てくると理解は難しい!
・力学、生理学で説明されても、出来るようにならないのでモヤモヤ感が残る。
・最終章の気とか心とか悟りの話は理解不能。色々苦労されたんだなあとは思うが…
Posted by ブクログ
打撃系の武術や刀剣・弓矢などの物理の話が8割、脳生理学的な話が1.5割で最後の5%が、精神的な話というか唯物論では説明できない何かについて書かれています。サイエンスの本というよりは、サイエンス系の雑学本というところでしょうか。
また、見開きの右側のページに、図解というか漫画・イラストによる解説なのですが、これが無駄にといったら失礼だが、妙にかっこいい!
ふ~ん、と思いながらパラパラみましたが、むしろ最後の5%が惹かれました。
現代の科学では説明できない現象もあります。そこにこそ発見やイノベーションがあるんだなーと思いつつ閉じました。
Posted by ブクログ
【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★・・
【気付き】
★★★★・
武術の動作が力学的に説明されていてわかりやすい。
・仕事も含めた日々の行いを、心を込めて行うことが悟りへの近道
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 武術とは何か?
第2章 打撃の科学
第3章 剣術・居合の科学
第4章 武器の科学
第5章 歩法・体さばき・感覚を欺く科学
第6章 崩しの科学
第7章 気・心の科学
<内容>
科学者による武術などの科学的分析。物理学の力関係の図などはわかりやすいとは言えなかったが、これはこの本の(多分シリーズの)構成の問題で、もっと詳しく述べた方様子がわかる。もう少し丁寧に書いてほしかった(これは編集へ)。最終章などは、科学を超えた部分である意味一番おもしろかった。
Posted by ブクログ
格闘技とは似て非なるものである、『武術』。ルールが存在する格闘技とは異なり、実用的かつ論理的に、時には欺いて相手を倒す武術の秘密を、物理学から解剖学まで、色々な科学的視点から探った、好きな人にはたまらない本。
武術に被せられた「秘密」という名のベールを剥がし、ソレが無根拠な噂や創作作品による誇張やまやかしややらせなどではなく、あくまで弛まぬ修練の産物である「技術」であることを、素人にも理解し易いようにできるだけ図を取り入れ、苦心しながら解説している。惜しむらくは、これが「書籍」であるために、読む者に説明が伝わりきっていない感がある。これはぜひ「映像作品」にしてほしい解説書だ。