【感想・ネタバレ】我が家のヒミツのレビュー

あらすじ

結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。ある日、勤務先に憧れの人が来院し…(「虫歯とピアニスト」)。ずっと競い合っていた同期のライバル。53歳で彼との昇進レースに敗れ、人生を見つめ直し…(「正雄の秋」)。16歳の誕生日を機に、アンナは実の父親に会いに行くが…(「アンナの十二月」)。など、全6編を収録。読後に心が晴れわたる家族小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「手紙に乗せて」母が亡くなった。父のことが気になり一緒に住むことに、三人の傷が癒えるのはずっと先、時間以外に処方箋はなさそうだ。上司である石田部長が父の事を気にかけて優しい対応。分厚い手紙に涙する。人情について改めて考えさせられました。
「妊婦と隣人」(笑)本当に隣人はヤバイ人達だったのねー。
「妻と選挙」我が家の問題のラストに登場したファミリー再登場!今回は里美さんが選挙に立候補!結果を知った時涙がジンワリ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)勿論嬉しい涙。

0
2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どれも面白かった。全体的にジーンとくる作品ばかりだった。

①『虫歯とピアニスト』は推しが目の前に現れ小さな優越感を感じて過ごす主人公を見てて自分も楽しかった。夫の言いっぷりがカッコよかった!
②『正雄と秋』は終盤、ライバルの父の訃報からの流れ、ライバルや奥さんや自分自身ときちんと向き合ったところに心が温かくなった。
③『アンナの十二月』は、実は有名人が実の親だったと分かり、舞い上がってしまう気持ちも分かるけど、生みの親より育ての親を大切にしてくれて安心した。
④『手紙に乗せて』は考えさせられた。自分も若い世代だから、親や配偶者の死は他人事とは思わずともあまり深く考えていなかった。作中で、「伴侶を失うというのは、自分の人生の半分を失うのと一緒」という言葉が印象的だった。義父が去年の夏に亡くなって、残された義母のことや夫のことを思ったりした。
⑤『妊婦と隣人』はハラハラドキドキして面白かった。
⑥『妻と選挙』は夫の演説、ラストに感動して泣いた。

0
2025年03月26日

「小説」ランキング