【感想・ネタバレ】悲素(下)(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

事件発生時はまだ幼く、事件のことも詳しくは知りませんでした。
この年になってこの事件の大きさ、恐ろしさを知ることになるとは。

隠れていた何年も昔の被害者、砒素と断定された理由、他の薬物との違い、他の薬物の症状、警察の頑張り、被害者達の心身への後遺症など。

専門用語が多く、著者特有の淡々とした進みであるので読みづらいし小説として面白いかはわかりませんが、興味深く読めました。
(読み飛ばした箇所もいくらかあります)

砒素は症例数が少なく、診察をしたことのある医者も少ないと語られています。
この小説が表に出たことで今後このような事件や事故があった場合、砒素による被害であると判明しやすくなったのではないでしょうか。

医者としても作家としても偉大です。

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2019年02月01日

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