【感想・ネタバレ】ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論のレビュー

あらすじ

日本にAmazonが生まれない理由は目先の売上・利益にとらわれる「PL脳」にあった!最善の意思決定をするための頭の使い方とは?会計は「過去」を、ファイナンス思考は「未来」をみる。変化の時代に勝てる事業を育てる“ビジネスマインド”の教科書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

広義の経営にとってのファイナンスの重要性がよく理解出来る。会計やファイナンスを本格的な学ぶ前に本著を読むと、なぜそれらを学ぶ事が重要なのか、どう活用すべきなのかといった一段上の視座を得られるのでとても良い。
事例が多いので読み物としても面白く、色々なニュースに触れる中で、その背後にある他社の財務戦略にも関心がいくようになる。

・ファイナンスの本質は、お金の循環を健全にコントロールしながら、段階的により多くのお金を生み出す仕組みを作る事。

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

売り上げ重視の時代は終わったんだと感じさせる本です。
会計の知識があると更に理解できますし無くても朝倉さんのオススメ本も紹介されています。

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2022年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、この本、非常に参考になります。

特にどんな小さな部署でも、事業企画や商品企画、工場運営などに携わっているサラリーマン。
また、もちろんこれから起業を目指す人、多くの人にとっての良書です。

おそらく、5年前の私であれば手にとっても流していた内容かも知れません。
しかし、異動などでサラリーマンは急に今までやったことのない業務を遂行しないといけません。

PLやBS,CFの「財務三表」は特に30代以上になると、いつの間にか「常識」となり、
読めないと、レベルが低いと断定されても、致し方ない状況になります。



本書はある程度の知識を前提としますが、巻末に非常に細かい「用語集」がついていますので、
知らない言葉も簡単に索引できます。

業務の中で将来のPLを想定し、算出する場面に出会うことが多い方も多いでしょう。

数字で営業利益などが見えるので、定量的に管理しやすいもので頼りになりますが、
事業企画を考える中で、本書ではPL だけに頼ってはいけない、と述べています。

「ファイナンス思考」とは何か、将来の企業価値を考えるのに大切なことは何か、
ヒントが書かれていますので、仕事で使用される方は、一度読んでください。

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目先の利益(=損益計算書)を追求するのではなく、長期的な視野に立って(=ファイナンス思考)ビジネスすべきと教えてくれています。

日本企業は売上を重視する傾向が強く、短期的な経営成績に左右されてしますが、アメリカ企業(特にGAFA)では、先行投資の結果、赤字が続き株主から批判に晒されようとも、長期的な視野を重視するファイナンス思考によって、最後には競争優位を産むことができていること。

売上高のを見ると、企業成績が直感的に理解できるため、重視しがちですが、企業の真の強さを知るためには、貸借対照表も含めて分析する必要があると思いました。

ファイナンス思考は、経営者のみならず、就職・転職を希望する方にも役立つ考え方なので、結構身近に使えると感じました。

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2020年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

会計の本を読むのは楽しいなと感じるこの頃。
短期目線になりがちたが、長期目線を持ちながら価値が何かを考えていきたいと思った。

以下メモ。

・ファイナンス思考とは、会社の企業価値を最大にするために、長期的な目線にたって財務や事業の戦略を総合的に組み立てる考え方
・財市場(顧客)、労働市場(従業員)、資本市場(投資家)
・価値思考、未来志向、長期思考なのがファイナンス思考
・ファイナンス思考は、会社がどの目的地に対してどのように進むべきかを構想する考え方

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2020年10月11日

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