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古き良き時代の結構好きな世界
よその国の全寮制男子校設定は上品で隠微なイメージがありますが、日本の全寮制というと勘違い西洋かぶれの破天荒なアホの集団的なイメージで、まさにソレでした!
と言ってもギャグ的なものではなくて、かと言ってタイトルと表紙のイメージのしっとりさもない、前半は不器用な、もの慣れない男子高校生の日常とか、対立からの友情とか恋愛とか、かわいい感じの話でした
後半は攻めの領家目線の話で、コレがないと単なるやさぐれ無愛想と天真爛漫な高校生ケンカップルにしかならないけど、この後半で領家の無愛想の意味が解って、領家のアホさも判って、深みが増すかな
領家の日記が秘匿するためdai 語で書かれてるけど、後で自分で分かるのかと思いきや案の定分からなかった(笑)
ホントに若葉の戀(’-’*)
舞台は全寮制の旧制高校で、古きよき時代のお話でした。
ドイツ語の単語が飛び交う明瞭な流れの中、登場人物も皆魅力的で愉しく読み終えました。
特に主人公CPは題名通りに、若々しく清々しくまさに若葉のようだな(*´-`)
このお話の先、彼等には戦争や別れや死など怒濤の人生が待ち受けているかと想像すると、このまま2人がどうか離れ離れになりませんように、と願わずにいられない切ない気持ちになります。
中盤以降両想いになった2人のイチャイチャをもう少し読みたかったよ、の希望を込めて★4つにしました。
作中に出てくる南方熊楠の本も読んでみようかなww
Posted by ブクログ
領家の空回りっぷりが面白い。捷のことが気になって仕方がないのに、口を開くと悪態をついてしまうのだから。後半の領家視点の話で、そのときの気持ちが分かると更にニマニマしてしまった。捷の鈍感さと領家の不器用さ。どちらもイライラすることもありそうだけど、そんなところも含めてお互いのことが大好きなんだろうな。と分かって、幸せな気分になれた。
Posted by ブクログ
可愛かった。良い意味で、典雅さんのクセが気にならないお話でした。攻が受のことでワタワタしているのが若さゆえ、な感じでほっこり。周囲の好意に鈍い受も可愛く、脇カプもいいアクセントになっていました。(こちらの話も読んでみたかった)好き。
Posted by ブクログ
大正時代の旧制高校を舞台に、センセらしい笑いと胸キュンがいっぱい詰まった初恋ラブストーリーでした。
ハイカラさんの世界観が好きならドハマりかも。モーさまのトーマの心臓を思い起こすような、リーベ呼びに萌えるかも。
全寮制の話は定番ベタでも、やっぱり面白いです。ツン×天然なので誤解ばかりしてケンカップルっぽいのでそのやりとりも面白かったです。本編だけだと本当に素直じゃない草介に苛立ち、捷くんがちょっとかわいそうな気もしてしまうんですが、それでも実はすごく好きなんでしょ~とツッコみたくなる草介の気持ちは見事にダダ漏れで…!
そんな草介の心情が、描き下ろしの「燃ゆる頬」では彼視点で詳細に描かれていて、納得できる上にめちゃくちゃ笑ってしまいました。
ツン攻って大変…!
とにかく捷くんは恋愛に疎いから、そんな複雑怪奇な草介の想いを察してもらうことなんかできなくて、そこからの捷視点と草介視点ではものすごいくい違いが起きているのが可愛くて可愛くて、キュンキュンしてしまいました。
なんか、この二人はずっとこの先もこんな風に気持ちの誤解が生じながらも、イチャコラ仲良くやっていきそうで妄想膨らみました。微笑ましいです!
大正ロマンラブコメ、伊鞠くんでぜひスピンオフを。