あらすじ
『吾輩は猫である』は全部読まなくていい!『坊っちゃん』はコミュ障主人公!?『それから』に仕掛けられた謎を解こう!漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。
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Posted by ブクログ
取り急ぎ夏目漱石を知ろう!Part2。
なんてこった。
先にこっちを読むべきだった。
この本は元々子供向けに夏目文学の読み方を指南したもの。
だもんで、えれぇ読みやすかっただ!
なんなら夏目文学総ざらい。もう読んだも同然!笑
「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」「こころ」「草枕」などの有名どころの解説はもちろん、実はエッセイや俳句、漢詩なんかも書いてたんだよ、と教えてくれました。
そして何より目から鱗だったのが、小説の読み方指南。
この作者の奥泉光さんはね、小説なんて読み飛ばしたって構わない、とか、アート作品を鑑賞するつもりで読んだっていい、とか、未完の作品でも全然構わないし寧ろ「明暗」(漱石の絶筆作品)こそが傑作だと。
独自の視点ながらも私はそれらにとても共感し、これからの読書生活をより良きものにするであろうヒントを与えてくれましたね、
満足な〜り〜♪
あー、でもやっぱり「夢十夜」の前に本書を読むべきだったな〜。
他人の夢の話を面白がれる人はセンスが良いんだって。(・・)アタイ★2……(´. ॄ.`)
ま、これできっと近代文学館も楽しめるだろう。
Posted by ブクログ
夏目漱石読んじゃえば?
ちょっと変わったタイトルの本書は漱石の10作品を取り上げてそれらにあった読み方を提案している。
提案というよりも指示に近いか。
文章の書き方も妙に上からっぽいので何故だろうと思っていたら河出書房の「14歳の世渡り術」というシリーズの中の作品だった。
中学生向けね。
とはいえかなり参考になった。
もう一度視点を変えて漱石さんの作品を読んでみようと思ったし、読書一般に関しても今までと違った読み方が有るなあと思えた。
特に著者の言う「小説の本質は物語ではなく文章にあるのだ」は映像でなく文字で記される小説の存在意味を表しているのだろう。
そして「小説は最後まで読まなくても良い」「好きなところだけ読んでも良い」「難しい文字は調べなくても良い」「そんな文字を絵画のように眺めるだけでも良い」
などは「小説は文章」というところから派生する考えならば納得できる。
中学3年間の英語をしっかりと学べば日常の英会話に苦労しないという一部の発言のように(それが本当かどうかは知らないけれど)、こういった中学生向けの指南書は大人にも役立つ。子供新聞が大人にも有効なように。
面白かった。