あらすじ
こんなにあるスマートスピーカーの弱点
注目集める「音声インターフェース」の未来
スマートスピーカーやロボット、家電、車などに続々搭載される「音声インターフェース」。誰でもすぐに使えるインターフェースとして急速に注目を集めています。しかし、「スマートスピーカーを買ったけど、すぐに飽きてしまった」「対話ロボットを購入したけど、家ではほとんど話をしない」など、期待が大きかった分、急速に失望してしまった人も少なくありません。
音声インターフェースは万能ではありません。何が得意で、何が不得意なのかを知ってさえいれば、スマートスピーカーもスマホもロボットも、使いやすくなります。
音声インターフェースの最大の特徴は「会話」ができることです。会話の面白さを生み出すには「キャラクター」「コンテンツ」「会話スキーム」が必要で、自然な会話にするには「対話表現」などが欠かせません。これらを実現するには高度な技術であり、UXデザインの領域でもあります。
本書では平易な言葉で音声インターフェースの仕組みも解説しており、前知識なく読むことができます。
未来のインターフェースは今後どうなるのかを、ぜひ、本書で確かめてください。
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Posted by ブクログ
・シーマン(懐かし~)。
音声認識ミスに対しては、シーマンが「何を言ってるんだ、もう疲れたよ、寝るからな」
とシステム側がユーザーの発話を無視するという前代未聞の使用になっています。
開発者によると、認識語彙を増やすと認識率が下がりユーザーの不満ばかりたまる問題を抱えていた時に、
音声認識できない理由をユーザーに責任転換してしまうという、ギャンブルに近い判断をしたそうです。
結果、ユーザーは「ごめんね!」「ねぇねぇシーマン!」と優しくわかりやすい言葉で話しかけてくれたので認識できるようになったと語っています。
・ユーザーの発話に対して、認識できない場合はシステム側が何かを返答することです。聞き取れずに理解できなかった場合は「何がわからなかったか」「どう言ってもらえるといいのか」を含めて聞き返すのです。
・Pepperが独りぼっちでいる理由
⇒サービスの説明とウンチクばかりではユーザーも「またか」と期待も薄く対話しようと思わなくなるのです。
身振り手振りしながら人間らしい音声で発話ができても、言動とコンテンツによって飽きられてしまうのです。
・応答速度
ユーザの思考が途切れない応答時間は1秒以内と言われてる。ユーザーの入力に対しては2秒以内に反応すること
・雑談コンテンツを作るテンプレート
「たちつてとなかにはいれ」「シタシキナカニ衣食住」とな。
・た→食べ物
・ち→地域
・つ→通学通勤
・て→天気
・と→富
・な→名前
・か→体
・に→ニュース
・は→流行(はやっている)
・い→異性
・れ→レジャー
・し→趣味
・た→旅
・し→仕事
・き→気候
・な→仲間
・か→家族
・に→ニュース
・衣→衣類
・食→食事
・住→住まい