【感想・ネタバレ】残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実のレビュー

あらすじ

現場は一流、経営は三流――。日本人の能力が世界トップクラスに位置することは、OECD国際成人力調査から見ても明らか。ではなぜ意味不明なことが頻出する職場が生まれるのか。「この会社を変えてやる」と元気満々だった若手社員が、出世したとたん組織に適応してしまう。女性と男性の「性差」を正しく理解していない。短時間睡眠に慣れるのは脳が故障した証拠。50代になると能力は衰えると思い込む。このような職場の残念な現象について、健康社会学者が数多の研究に基づいて答えを出し、さらに600人強へのインタビューから改善の具体例を導き出す。 ●無責任な上司に、罪悪感は微塵もない ●600万の黒字より、5億の赤字の方が評価される ●なぜ組織には無能な上司が多いのか?――ピーターの法則 ●唯一、明らかになっている男女差 ●日本人の「電車での居眠り」に驚くアメリカの新聞 ●一人の社員が始めた「ひと声がけ運動」が業績を伸ばした

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「うん、うん」「そう、そう」と納得する内容が盛りだくさんで、「なるほどそうなのか」という気付きもたくさん頂きました。
著者が女性で、女性の立場に立った話でスタートしたので、女性の地位向上の流れなのかなぁと思いましたが、読み進めていくうちにそんなこと忘れて、引き込まれて行きました。
「600万の黒字より、2億の赤字が評価される会社」「休暇を満喫し、愛を語らい、人生を楽しんでいるスペインやイタリアより、日本は生産性が低い」などの興味深い話や、初めて聞いた「ケア労働」という言葉、学びの多い本でした。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1-4章まで日本の残念な職場文化について、
そうなってしまう原因や、実際どのようにヤバいのかを社会学の観点から様々なデータや証言を用いて述べられているのがおもしろかった。
最終章は「残念な職場から脱するためにどうすればよいか」というところに言及している。
個人的には理想の職場=「人生の邪魔をしない職場」というワードがお気に入り。仕事、家庭(プライベート)、健康の3つに関してバランス良く比重を保てるよう自分なりに出来ることからやってみようと思った。

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2023年01月30日

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