【感想・ネタバレ】ヒト―異端のサルの1億年のレビュー

あらすじ

1億年前、インドとマダガスカルからなるレムリア大陸で霊長類は産声を上げた。2000万年前には東南アジアの失われた大陸スンダランドで類人猿が進化し、アフリカに到達したその仲間からヒトが生まれる。華奢な骨格と裸の皮膚、巨大脳をもつ、異端なサル=現代人は、いつ、どこで生まれたのか。そして日本人の祖先はどこからやってきて、どこに行こうとしているのか。サルから日本人へのはるかな足跡を追う。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

サルとヒトは、何が違うのか。
いろいろなサルの事例を紹介しながら、ヒトという生き物がなぜ地球に君臨しているのかを教えてくれる。
サルの生態も知れて面白い。一言でサルって言っても、オランウータンとチンパンジーでは全く違うというのが、この本を読んでより明確になった。

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2024年08月27日

Posted by ブクログ

面白い!
サル学、環境考古学、人類学を網羅するスケールは実に雄大でよく新書一冊におさめたものだ。
裸の皮膚の出現時期や犬と人間の関係など、とんがった主張もあるが説得力はある。これだからサル学はやめられないと思わせてくれる書である。

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2016年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

類人猿の起源はユーラシア大陸南東部で、ホモ・サピエンスの起源はアフリカであることを覚えておこう。それと、人類の生存にはイヌの存在は忘れてはならないのです。ネアンデルタール人は完全な寒冷地適応ができなくて絶滅したのですが、ホモ・サピエンスとは交配しています。日本列島は、世界でもまれに見る自然豊かな地であるようです。脳の発達の欠くことのできない必須脂肪酸やミネラルを多く含む魚介類を主食とすることとイヌの家畜化に成功したことで、ホモ・サピエンスは生き残ってきたようです。

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2016年11月26日

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