あらすじ
「お前は、神の子を産む覚悟はあるか」
帝国皇帝ヨーゼフのもとに嫁いできた王女アンジェリカは、祖国より帝国の機密情報を盗み出せと命じられた諜報員でもあった。
夫と帝国を敵と認識しながらも、諜報活動のためにヨーゼフのよき妻を演じるアンジェリカ。しかし、避けては通れない同衾を目前に、神獣の血を引くヨーゼフが獅子の姿を見せる――。その姿にアンジェリカは恐れをなしたが……猫のように甘えてきたり、豪快だけど高貴で慈悲深いヨーゼフと共に過ごすうちに心惹かれるようになっていく。ヨーゼフを愛するほどにアンジェリカの心は任務との板挟みで苦しむようになり――。
感情タグBEST3
ステキなファンタジー
全体的にキレイな物語です。もちろんラブ要素もあるけど、イチャイチャより物語がしっかり軸にあるので読みごたえがあります。願わくば、幼い頃のふたりの出会いをもっと丁寧に書いてほしかった。皇帝がなぜここまで妃を信じて愛してるのかが説明不足で、ただのむちゃくちゃ善人みたいになってる。
神獣なのでヒロインは唯一無二だとかそういう言葉を入れて欲しかった。また、皇帝が溺愛する理由乏しいので他のレビューにもあったように幼い頃のエピソードをもっと入れて欲しかった。ヒロインと出会ってから今まで一途だったのかわからない。そしてイラスト。ヒーローの髪型と横顔が今一つ。