あらすじ
過去を思わず未来を怖れず、ただ「この一瞬を愉しめ」と哲学的刹那主義を強調し、生きることの嗟嘆や懐疑、苦悶、望み、憧れを、平明な言葉・流麗な文体で歌った四行詩の数々。十一世紀ペルシアの科学者オマル・ハイヤームのこれらの詩は、形式の簡潔な美しさと内容の豊かさからペルシア詩の最も美しい作品として広く愛読されている。
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Posted by ブクログ
中学生の頃からこの人の詩の中で大好きな一遍があって、当時は大きいハードカバーの本しか出てるの知らなくて買えなかったけど、安く文庫でてるの知ったので購入。
自分たちを創ったのは神だし、別に生きたくて生きてるわけじゃないし、自分たちのできの悪さの文句は神に言ってくれよ?ああ、宇宙からつくりなおせたらいいのに!まぁとりあえず酒をのもうぜ!
緩すぎるし曲解かもしれないけど、こんなスタンスがすき。結構、「神を信じ愛し良き友とともに生きよう」みたいな詩が多いような気がするんですが(よく取り上げられるのがそういうのなだけなのかな・・)、この人は「愛」だったり「神」だったりより「宇宙」規模でなんか書いてるので面白いです。
私がSFとか好きなせいもあるかもしれないけどとても親しみやすい!
Posted by ブクログ
11世紀ペルシアの詩人、ハイヤーム。ルバイヤートとはアラビア語で「四行詩」のこと。人生の無常さと楽しさが、簡潔に艶やかに表現されていて読んでいて楽しい。李白、アブー・ヌワースとともに三大飲酒詩人ともいわれていて、酒を読む誌は特に秀逸です。