あらすじ
師走も半ば、京都鷹ヶ峰の藤林御薬園では煤払いが行われ、懸人(かかりうど)の元岡真葛は古くなった生薬を焼き捨てていた。慌ただしい呼び声に役宅へ駆けつけると義兄の藤林匡(ただす)が怒りを滲ませている。亡母の実家、棚倉家の家令が真葛に往診を頼みにきたという。棚倉家の主、静晟(しずあきら)は娘の恋仲を許さず、孫である真葛を引き取りもしなかったはずだが……(表題作)。人の悩みをときほぐす若き女薬師の活躍。
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京都鷹ヶ峰の藤林御薬園の養女、元岡真葛の物語。
第1話 師の小野蘭山と上房総三州の薬草採取に行ってきた。京都に帰る日を前に、小石川の薬草園に。そこでお婆さんが倒れたので解放したのだが、元気になってから、痙攣して倒れた。
第2話 真葛は尾張の宮の渡しまで来ていたが、梅毒病みの女性を見つける。夫はお前にうつされたのだと大変冷たく、医師にもかかるのを禁じているという。
第3話 真葛と師のもとを辞した喜太郎は瀬田まで帰り来ていたところ、真葛を甥っ子が迎えに来てくれていた。一方で喜太郎には出迎えがなくて落ち込む。孫が来てくれていたとわかるのだが、その親でなくて落ち込む。が、喜太郎の娘夫婦はそのころ大変なことになっていた。
第4話 真葛の縁談を兄嫁が勝手に進めていて、真葛は兄嫁と喧嘩してしまう。しかし縁談相手には黒い噂があることを知ったのだった。
第5話 取引相手の藥問屋亀高屋さんが、しばらく商いが難渋するという。聞けば、いつも仕入れに走り回っていたお父さんが心の病で引きこもっているという。
第6話 真葛の真の実家の家令が、身分を隠して叔父を診察してほしいと依頼してきた。兄は激おこぷんぷん丸である。失礼極まりない。しかし真葛はやってみることにした。
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202112/女性薬師シリーズの二作目。一作目からだいぶ時間おいて読んだので設定等忘れかけてるところもあったがあまり気にならず楽しく読めた。展開や主人公の性格がやや強引なところもありその辺はちょっと自分好みではないのが微妙。
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鷹が峰の御薬園の真葛は江戸から帰ってもお見合いがあったり忙しくしていた 。母の実家に病人が出て、父を探していた祖父の気持ちに気が付いた。