【感想・ネタバレ】ブルーロータス 巡査長 真行寺弘道のレビュー

あらすじ

53歳の真行寺弘道は、「巡査長」という肩書きが警視庁捜査一課で異例なだけでなく、きっちり公休を取り自宅のオーディオでロックを聴くのが楽しみという、刑事としてはかなりの変わり種。捜査の「お約束」である所轄刑事との相勤を避けて単独行動するなど、型破りな行動・言動で知られている。
そしてこのベテラン刑事、ヒラなのに、やけにデカい事件に当たる。
元警察官僚の尾関一郎衆院議員変死事件に続くヤマは、インド人変死事件。荒川沿いを流していた真行寺は、捜査員たちに出くわす。河川敷で死体が発見されたという。やがてこの死体はインド人男性のものであることが判明。死体の耳の周囲に残る火傷に着目し、事件性を感じた真行寺は、インドを専門とする若き研究者・時任の協力を得て真相に迫るが――。
シリーズ第1巻『巡査長 真行寺弘道』が、読売新聞、しんぶん赤旗、産経新聞、「小説推理」、「stereo」など各紙誌で絶賛された、圧倒的なスケールの痛快エンターテインメント第2弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ミスタリーではなくて、かなり純文学に近い。
 文体がさらに乾いてもうちょっとぶっきらぼうだったら、ハルキムラカミになるんじゃないのか。

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2019年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カースト制度という、知っているようでよく知らないテーマが描かれていてとても興味深かった。全体的に理屈っぽくて説明的な作風という印象だったけど、主人公が個性的で型破りで見ていて飽きない。
カースト制度以外の部分(自動運転自動車の開発、才能、ロック、日本での身分や差別、など)もかなり盛りだくさんだけど、中途半端な感じはしなくて読みごたえがある。
しかし結末は肩透かしというか、正直あまり納得は出来なかった。4人も殺した犯人がお咎めなしで、代わりに所長があんな目に合わされるなんて...感情的な部分は理解できるんだけど、他に方法は無かったんだろうか...
でも、シリーズの他の作品も読んでみたいと思った。

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2021年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりも宗教が入った分濃厚な味になっている。
神を創ろうとした男がそれに滅ぼされるというお話。
エンディングはあれで良いのか?とちょっと落胆している。

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2018年11月26日

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