【感想・ネタバレ】ピラミッドのレビュー

あらすじ

北欧ミステリの帝王、ヘニング・マンケルが生んだスーパースター、イースタ署の刑事クルト・ヴァランダー。そんなヴァランダーが初めて登場したのは、ガラスの鍵賞受賞の『殺人者の顔』だが、本書は、ヴァランダーがまだ二十代でマルメ署にいた頃の「ナイフの一突き」「裂け目」から、イースタ署に移り、ベテランとなった「海辺の男」「写真家の死」を経て、『殺人者の顔』直前のエピソードで、飛行機墜落の謎と手芸洋品店放火殺人事件を追う「ピラミッド」に至る、5つの中短篇を収録。ヴァランダーの知られざる過去を描いた、贅沢な作品集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ初の短編集。20代、30代のヴァランダーを読めるのが嬉しい。短編でありながら一編一編が重厚で長編と変わらず面白い。地道な捜査、先の見えない捜査。その過程は地味ではあるけれど惹きつけて離さない魅力、力がある。若いヴァランダーの恋、結婚、離婚。父との関係。シリーズではお馴染みの人物たち。それらの知らなかったことが見えてきて興味深い。若い頃からヴァランダーは変わっていないのも嬉しい。不器用で怒りっぽい。シリーズもあと2作で終わってしまう。個人的にはシリーズもので1番好きなシリーズ。今作も大満足。

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2018年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ開始までの出来事の短編集。
久しぶりに初期のメンバー集合で懐かしかった。
ドタバタぶりもいつも通り。
シリーズ1作目を読んだときは何とドタバタすることかと思ったが、今はこれが心地いい。
あと2作未訳があるとのこと。
作者が亡くなってそれ以上望めないのが残念であるが、早く読みたい。

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2018年06月18日

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