あらすじ
大学卒業を間近に控えたマットは、将来への不安から激しいパニックに見舞われる。うつと不安神経症だった。自殺の手前まで追い込まれながらも、彼は家族や恋人の助けを得て、うつと共に生きていく道を見つけていく。うつへの実践的対処法が満載の感動エッセイ
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【目次】
Ⅰ 落ちる
僕が死んだ日/なぜうつは理解されにくいのか/美しい眺めを前にして/時を越えた対話――その一/薬嫌い/うつは命をおびやかす病/うつ持ちには言うが,他の理由で命が危ない人にはぜったいに言わないひと言/逆プラシーボ効果/傘もなく雨に打たれる/行きあたりばったりの人生/心の計り知れない大きさと複雑さ/希望を与えられないという重圧/低気圧にすっぽりはまって/僕に現われたさまざまな症状/つらい日々を蓄えておく/うつがうつ持ちに言うこと/事実として/窓にひたいを寄せて泣きつづけた/まずまず普通の子ども時代/昔のダチがやってきた/男の子は泣かない?
Ⅱ 底を打つ
桜の花の季節に/ヤブのなかを進む/頭と体はひとつのもの――その一/サイコと呼ばれて/ジェンガの日々/うつの兆候/恐怖心が生み出す悪魔/生きているということ
Ⅲ 浮上
一回目のパニック発作のさなかに考えること/千回目のパニック発作のさなかに考えること/ひとりで散歩に出るための技法/時を超えた対話――その二/生きていく理由/愛について/うつ持ち、あるいは不安神経症をかかえる人との過ごし方/ほんのささいな瞬間/うつよりも同情された僕自身の体験/宇宙人から見た地球の生活/白い余白/『権力と栄光』を読んで/パリへの旅/強くなりたい理由/負のスパイラルにも勝てる武器を育てる/ランニングから教えられたこと/頭と体はひとつのもの――その二/有名人たちの告白/エイブラハム・リンカーンと恐るべき賜物(ギフト)/うつは……/うつはそれでも……/時を越えた対話――その三
Ⅳ 生きる
広告と商品があふれ返った世界で/恐ろしいキノコ雲を想像しながら/不安の親玉/スピードをゆるめる/山あれば谷あり/カッコ付きの余談ですが……/パーティに出かけてみた/#生きていく理由/僕の気分を悪化させる事柄/僕の気分を(ときどき)良くする事柄
Ⅴ ありのままに
ヤワな心バンザイ!/ショーペンハウアーより少しだけ幸せになる方法/セルフヘルプ/時間について考える/フォルメンテーラ島/映画のひとコマのように/自分はちっぽけな存在にすぎない/ぼくが実践する(でもときには踏みはずす)生き方についてのアドバイス/もう何も楽しめないと思ったあのとき以来,僕が楽しんだこと
共感。。
うつではないですが、似たような経験があるので、「そうそう。。」みたいに共感することがたくさんあった。
そして、ちょっとまたやれるかなと思わせてくれる本でした。
辛い方にちょっと勇気が出るかな。。