あらすじ
きれいな顔して愛想が良くて、男でも構わずちょっかいをかけると噂の有名人。そんな先輩の来生(きすぎ)になぜか気に入られた小林(こばやし)。相手のペースに巻き込まれ初めは戸惑うものの、人懐こいくせにどこか遠慮がちで掴めない来生に小林も惹かれていく。ところが小林が思いを告げた途端、来生は逃げ出してしまう。実は来生は、冗談に紛らせなくては顔も見れないくらい、小林のことが好きだったのだ――。空色ハイスクールデイズ!!
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Posted by ブクログ
設定としては、まあ、ありがちなお話です。見た目のかっこよく、あちこち気の向くままに遊び歩いてフラフラしている受は実は年下で硬派の後輩に壮絶片思い中。で、いろいろとちょっかいだしているうちはいいんだけど、攻の気持ちが自分に向いた途端、逃げる、逃げる、逃げる!
でも、攻の方が一枚上手で、先輩受のグダグダも一刀両断。そこは気持ちいい。でもね、後半の腹違いの弟が出現するお話はマジで好みじゃなかった。
中途半端にやさしくてかえって自分を追い詰める受と子供っぽくて自分のことしか考えていない腹違いの弟、そしてその関係性に激怒した攻は、なに、これ、鬼畜?っていう展開。おいおい、なんも解決してねえよ、な終わりです。
この作家さんのキャラクター構成自体は興味がある。けど、その後のお話の展開がどうにも相性が悪いみたいです。なんか読後、渋い気持ちになる。