あらすじ
今、わたしたちに必要なことは、自分で納得がいくまで考え、そして積極的に行動することだ。そうしなければ、どんなに全力で生きても、「自分の人生」とはいえない。考えることは、自分の人生を生きるということ、つまり、自分を生かすことなのだ。 ――白取春彦ベストセラー『超訳ニーチェの言葉』の著者白取春彦が、頭がよくなる「思考の整理」の仕方を紹介。 ◇本をよく読む人・読まない人の違いはここにあらわれる ◇「自分の頭で考える」ために知っておきたいこと! ◇「未来を予測する」ための考え方 ◇一見正しい論理にもこんな落とし穴が…… ◇考えに行きづまったとき、どうすればいいか ……etc.今までの自分の盲点に気づき、新しい頭の使い方が身につく本!
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Posted by ブクログ
正しい考え方について説いた本。
新しい考えとは組み合わせを新しくすることである。
→多くの材料や知識を持ち合わせている時に可能
→言葉により生まれ、言葉の量と質が大事
自ら考える時
経験、知識によって思考と判断基盤が作られ、その基盤を支えるのが言葉である。言葉→経験知識→思考判断
語彙数多い→言葉の組み合わせ多い→多彩な考え方できる
自由な考えの障害:偏見、先入観の排除が必要
偏見、先入観により自由な考えができない
→判断を誤る→目的達成できない
言葉は事実をそのままに表現していない。
イメージや判断に基づいて選ばれる
偏見は、用いられる言葉や表現が現実をそのまま正確に映していると思うがために作り上げられる
考える 一つの新しい方向性や解釈を生むためになされる行為
常識とは、単に多数者の安易で根拠のないものの見方にすぎない→自由になるためには
判断保留が大切
別の見方と判断がある、断定しないこと、例外を認めること
偏見から脱する方法
→様々な人の話を聞く
読書で様々な見解に触れる
考えを具体的、明確にする
一歩間退いた姿勢で深掘りして考える。
行動する前に考え、現実にぶつかって失敗し、再び考え直してさらに行動に移すという営みをする。
思考の力は生きる力につながる
考える→読書すること→知識が増える
→言葉遣いが上手になる。表現方法が豊かになる頭の回転が速くなる
Posted by ブクログ
本を読みそれを材料として、自分なりの理論を正しく組み立る。さらに、その技術を磨き続けていく…。それが自分の人生を生きるということだ。と、言いたかったと思う。
内容的には私があまり触れてこなかった理論学の一部が比較的わかりやすくイラスト付きで説明されていて、正しい理論を学問的に知るにはいい本だと感じた。
個人的には、作者はこの本を通じて自分の頭で考えない大多数の人に警鐘を鳴らしているのだろうと思った。
Posted by ブクログ
p171 偏見に惑わされないためのクスリ
自分がこれらさまざまな形でからまってくる偏見の囚人となってしまわないためのクスリとして何があるかというと、まずは、仕事の分野も教育も宗教も年齢層も異なるさまざまな人の話を丹念に聞くことだ。~中略~そこで、もっとも手近なものは、やはり読書だろう。しかも、さまざまな著書の本を読んで、さまざまな見解に触れることだ。
Posted by ブクログ
思考の整理が上手くなりたいと思って読んだ。少し参考になる箇所があった。考えがまとまらない時はもっとインプットを、というもの。ちょっと参考になった。
Posted by ブクログ
【読書理由】
【まとめ】
新しい考え
①組み合わせを新しくする
⚫︎世間性からの離脱
⚫︎常に新しい自分になる
・能動的な態度でいる
②考える対象への見方を変えてみる
・遊びのようにやってみる
③想像力と演繹(発展的想像)する力をつける
・物語、古典文学、真摯な小説を読む
④直感や洞察
・読書する
⑤書き留める
・語彙の豊かさ
⑥原因を見つける→対策を立てられる
・原因は文化や価値観の影響で決定される
・よくわからない事柄は悪にされやすい
・原因究明に実験が必要なことがある
・原因+環境→結果
⑦異なる分野の人と意見を交わし正しい見解を築く
・論理は考えを相手に正しく伝え理解させる技術