【感想・ネタバレ】食べることの哲学のレビュー

あらすじ

ブタもクジラも食べるのに、イヌやネコはなぜ食べないのか? 宮澤賢治「よだかの星」、食育の実験授業「豚のPちゃん」、反捕鯨映画『ザ・コーヴ』……食をめぐる身近な素材を、フランス現代哲学と日本哲学のマリアージュで独創的に調理し、濃厚な味わいに仕上げたエッセイ。食の隠れた本質に迫る逸品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

生きるために、生きるものを食べること。
生きつづけることは、この矛盾をのみこむことである。
ただ、そののみこみ方はさまざまだ。

自分が動物の肉を食べないようになってから、
『食べること』について考える事が多かったので、
多方面からの『食』についての考察が本当に面白かった。ただ、哲学というだけあって、自分の気持ちにゆとりがある時に読まないと、考え過ぎてしまって疲れる…かも。

というわけで、面白かったけど消化できていないので、もう一度、ゆっくり読みたい本になった。

あと宮沢賢治の作品を、ちゃんと読んでみたくなった。
特に『なめとこ山の熊』での食べる側と食べられる側の対峙が興味深かった。

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2022年03月30日

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