【感想・ネタバレ】英米哲学入門 ──「である」と「べき」の交差する世界のレビュー

あらすじ

私が生まれる前にも世界は本当に存在していたのか? ものごとには原因と結果があるという確信は、実は思い込みにすぎないのではないか? この世界の当たり前のありようを疑い、立ち止まって問うてみること。それこそが哲学の入口であり核心である。ロック、バークリ、ヒューム、ラッセル、ウィトゲンシュタイン……「経験」や「言語」を足場に考え抜いた哲学者たちの議論を糸口に、素朴にして深遠な哲学の根本問題へといざなう。事実(である)と規範(べき)が織りなす世界の謎を読者とともに思考する、笑いあり涙あり(?)の入門講義。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半は「である」と「べき」、すなわちノモスとピュシスは包含関係であり、それによって因果関係もノモスのもとであるという理論
後半はそもそも因果とは「不在」から演繹的に導くものであり、ないようなものであるという理論を述べている。
結論未来に関して回帰的に予測することは確実な手段ではなく、結局人間も「不動的安定」の状態を楽しむことしか出来ないということだろうか。

0
2025年02月02日

「学術・語学」ランキング