【感想・ネタバレ】月の満ち欠けのレビュー

あらすじ

あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後泣けました。よくやった、これで良いですよ。読者の期待通りの着地でいいじゃないですか。
途中これは推理もの?ホラーもの?と迷いながらも引き込まれ、謎解きなら解いてやるぜと意気込んだものの、最後はそんなことどうでも良い話で終わりました。全体の作りはうまくできていたと思います。
うそでもホントでもいいから、この世から消えてしまった人に会ってみたいと人は思うもの。強く愛する人ならなおさらだと思います。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐藤正午さんの作品は初めて読んだ。
読みやすく、面白いという印象。
ほかの作品も読みたいと思える内容。

テーマは何だろうか、と考えると「永遠の愛」という
のが一番浮かびやすいと思う。
その次に「孤独」「死生観」がくるのかな。

作中、「瑠璃」は4人いる。
「生まれ変わり」という設定。
ファンタジーとも取れる設定であるが、その瑠璃と出会い、瑠璃の周りには男性がいる。
三角、小山内、正木、、、
それぞれのプロットも緻密に書かれているので、外側から見ればひどい人間(とくに正木は)に見えてもドラマがあるので、一方的に否定できないと感じた。
その事から人間の多様な見方を読者に強いることで、正義や悪という簡単に人間をカテゴライズできないということも再確認させてくれる。

「おもいが強い人は生まれ変わる素質がある」と4番目の瑠璃は言った。
しかし、それは「純愛」「深愛」と取らせるような内容ではあるが、作中前半に死後、人間はどうなるのか?
輪廻転生やそのままいなくなるのかという宗教的なことも書かれている。
良く捉えると「また巡り合える愛」であるが、「成仏できないで死後も孤独に耐え切れずにいる」とも捉えてしまう。
はたしてこれは幸福なのだろうか?
それも大切なテーマであると思う。

死んでも、死んでもずっと好きな人を思い続けて、蘇ってしまうのだ。
三角が瑠璃のことを数十年後も覚えていて、ようやく出会えたという内容であったが、その間三角はほかに好きな人はいなかったのか?もしいたのであれば、、と思うと
瑠璃は永遠に転生し続けるのか。

三角にとって初めての女性であった瑠璃を死によって美化してしまい、忘れられないというのは人間、特に男性にはよくある。
三角が一番瑠璃に対して気持ちが盛り上がったところで、瑠璃が死んだことでその気持ちを持ち続けることになる。
果たしてこれは「愛」なのか?そもそも「愛」とは?

「月の満ち欠け」というタイトルも、生まれ代わりのメタファーとして神秘的に聞こえる反面、その月の裏側を想像すると「誰も見たことのない恐ろしいもの」があるのでは、と考えてしまえるのが深い。

という深堀を読者にさせるという内容であるので
まんまと作者の意のままにされたという作品でした。
いろんなことを考えれるのでお勧めです。

※ちなみに映画化されていますが、内容はかなり変わっています。2時間の尺では難しいようでした。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たまたま手にとって、私の本棚で積読になっていた本。情報も何も入れずに読んでいたら、想像を超えた謎が広がって一気に読んでしまいました。
死んで生まれ変わる時に、死んだ瞬間から次の命に引き継がれていくシステム?なので、舞台は連続した時間軸の中で行われている。私は転生モノは勝手に「時代を超えて展開していく」と思いこんでいたので、この本のように「同時代の」この人もこの人も、全部生まれ変わりで繋がっていて…みたいな話は混乱もしたしそれが面白く物語の真相を掴みたくてどんどん読めました。
ちょっと瑠璃さんの挙動は愛というより「呪い」のような印象を受けました。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良くある生まれ変わりに対して、生まれ変わりをした子供の親や関係者に焦点を当てたのが斬新だった
たしかに自分の子が生まれ変わりになったら、産んだ親としては複雑だよなぁと

その構成は面白かったが、生まれ変わる女性が男性にそこまで恋焦がれる理由がよくわからんかった

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この小説を読んでしまったら、周りの人間関係が違った景色に見える。だろう。
生まれ変わりはあるかないか、などどうでもいい。この小説を読んで気づいたのは生まれ変わりの可能性のある人物というのはその人が生きてきた過去の記憶があるかどうかで判断する。つまり、記憶は同一だけれども、肉体的には別人。もっと言えば、記憶がなければというか、揮発性のメモリであれば生まれ変わりとかそんなことは関係ない。争いもなくなるだろうなぁ。
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あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

愛する人に会うために生まれ変わってあなたの前に現れる。
前半は不思議感が先行してどうなるのか興味を持って読み進めていったが、途中でペースダウン。回りくどくて、女の執念さがちょっとダメかな。

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2025年09月25日

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