【感想・ネタバレ】月の満ち欠けのレビュー

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Posted by ブクログ

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誰もが不可能、あり得ない、とわかっていて、

でも、憧れてしまう、『永遠に続く』想い。

小説というものの醍醐味を存分に満喫できた。

切なさの上に、ホッとした気持ちがポンと載せられて、温かな読後感。

この作品のラストの更に後(のち)、

小説に描かれていない部分で、2人はどんな言葉を交わすのかな

本作を紹介いただいたフォロワーさん、ありがとうございました。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ただひたすらに愛する男を追う女が怖かった。何度か転生するけれど、会う前に事故死するあたりも因果を感じる。この世の理として許されないような不気味さ。
似ている漫画がある。亡くなってから10年後に小学生の少女にいきなりに転生してしまった妻の話。その妻は夫と娘と一緒にいたいと願いつつ、少女の母を気にかけたり、絶望していた夫や娘が幸せに生きられるよう気を配ったりしていたのだが。『月の満ち欠け』の瑠璃は、ただひたすらに己の男を追い、まわりを巻き込み、狂気じみている。それが怖い。

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2024年02月01日

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読みやすかった。登場人物が多めなのと時代が変わるので,途中少し混乱。
瑠璃が三角に、そこまで執着する理由がよくわからず、、瑠璃だけ何度も生まれ変わるのに、なにか意味があるのかと思ったけど、たまたま不運だったということ?
2人はこのあと幸せに暮らしていくのかしら、、
生まれ変わってもともに、なんてロマンチックと思いきや、なんだか怖かった

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2023年05月09日

Posted by ブクログ

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とても満たされた気持ち。最後、また会えてよかった、涙が込み上げた。最後の最後のところ2度読んでさらに満たされた。

長い長い物語で繋がりが複雑なのであれって思ったりしながらだったけど、想いの強さがすごくて圧倒された。三角(ミスミ)くんの名前の読み方が何度読んでもわからなくなったが最後は覚えられたし覚えておきたい。
映画が観てみたくて読んだのだが、本当に今すぐでも映画を観たい気持ちなのですぐに観ようと思う。

瑠璃の想いの強さと、あまり重要人物ではないと思っていた梢の隠れた想いの強さが心に残る。こんなに深く想われる三角くんに会ってみたいなと思った。

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2023年04月25日

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時系列が行き来する仕組みの中で徐々に物語が繋がっていくので、続きが気になってどんどん読んでしまった。初代瑠璃と三角の短くも深い時間が美しく、せつなかったからこそ、その後の長い年月に重みを感じ、物語の最後にはぎゅっと胸を掴まれた。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

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これも直木賞受賞作。読み始めたら止まらんぞ…と思ってたけど、やっぱりそうだった。そういう意味では大抵の受賞作はハズレがないよね⁈
映画は気になってたけど見損ねてる。予告見て気になってた。それで何となく大体のあらましは知ってるつもりだったけど、やっぱり予告に踊らされてたかな?
この小山内を演じたのが、たぶん大泉洋さん。そのイメージだったから、そこメインなのかと思いきや、物語はそれ以前から始まっていた。ある女性の輪廻転生話と言ってもいいかも⁇
生まれ変わり、前世の記憶というのは、漠然と信じてるとこがある。ある意味、信仰に近いような観念。そもそもの科学的根拠が出来ない分野、絶対というわけではなく、伝説や昔話を聞くくらいの感覚。それが誰かの権利や何かを毀損しなければ、考えてもそれを口にしても自由だと思う。
ただ、ある人に再び巡り合うために、それを繰り返すのか…。壮大なファンタジー。その是非について、登場人物が逡巡するところは面白いなと思った。
ただ、そんなロマンをちょっと離れたところから見ている自分がいる。
十分面白かったんだけど、そこにちょっとハマれなかったとこで、星3つということにした。好きな人はすごく好きな作品なのかもしれない。

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2024年04月24日

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小山内瑠璃のパーソナルは?小沼希美のパーソナルは?生まれ変わられた事によって歩むべきはずだった運命が変わってしまったと考えるのであれば、この小説は悲しいと思いました。

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2024年03月29日

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