あらすじ
「くらしのきほん」編集主幹の松浦弥太郎さんが贈る、静かな夜にこそ読んで欲しい、個人的なおしゃべりのような24のエッセイと小さな気づき。ウエブサイト「くらしのきほん」に夜八時から朝五時の夜間限定で掲載されたエッセイ「泣きたくなったあなたへ」に加筆、修正をし、本書のために新たに書き下ろした「小さな気づき」を知恵のあるヒントとして付け加え再編集しました。読む人の隣に座って語りかけるような個人的で親密なエッセイと、読む人の役に立つようにと工夫して書かれた「小さな気づき」の数々は、著者自身と同じように、ときに迷うすべての人の人生の道しるべとなるでしょう。
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Posted by ブクログ
癒される文章を求めて選んだ一冊。
出だしから心を動かされた。優しく語りかける口調で綴られる文章が、一つ一つ胸に沁みた。
個人的に印象に残ったのは、「自分に戻る」話。大人になりうまく生きていこうと必死にもがいていると、いつの間にか自分を見失っていることがある。そんな時、子どもの自分を思い出すことで、自分に戻るための気づきがあったりする。という話だった。
すべての話が温かく、穏やかな気持ちになれる本だった。
Posted by ブクログ
◾️目の前の課題を受け止める。逃げない。
◾️いつも笑顔でいること。にこやかでおだやかでいること。そこから自分の1歩を始めたい。
◾️チャレンジの目標は学ぶこと。今日、新しいことはできましたか?
【2024年3月19日に再読】
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下記は、書き留めておきたい言葉リストです。
いつも笑顔でいること。
にこやかでおだやかでいること。
プライドを捨てること。それと、とにかく忍耐です。
明日こそ。
照れない。
がんばってみる。
怒りたくなったら笑えばいい。
相手のためでなく自分のために許しましょう。
泣きたいことたくさんあります。
けれども、ね。開き直るのではなく、自分を信じて、受け止めて、愛して、面白く。こんな風に歩みたい。
Posted by ブクログ
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。
アンパンマンの作者の井上ひさしさんの言葉を、ノートの一番はじめに書いているそうです。
元暮らしの手帖の編集長の心の中が丸見えの手紙は、みんな一緒だってこと。
うまく見えているように見えても苦しくて迷っていて、コンプレックスがあって。
すごく人間らしくて、嬉しかった。
わたしにも学歴コンプレックスがあって、学生の頃は少しでも早く勉強から投げ出したくて、高校は余裕で受かる所を選び、大学は推薦で私立にした。
大人になって思うのは、もっと頑張れば良かったと思う。自分より高い所を目指して頑張る人生から逃げて、確実な所を進む。振り返ると臆病だったんだなと、自分が情けなくなる。
わだかまりみたいなものがあるから、伝えられることがあるんだけど、やっぱりあの時頑張れば良かったと、よく思います。