あらすじ
「くらしのきほん」編集主幹の松浦弥太郎さんが贈る、静かな夜にこそ読んで欲しい、個人的なおしゃべりのような24のエッセイと小さな気づき。ウエブサイト「くらしのきほん」に夜八時から朝五時の夜間限定で掲載されたエッセイ「泣きたくなったあなたへ」に加筆、修正をし、本書のために新たに書き下ろした「小さな気づき」を知恵のあるヒントとして付け加え再編集しました。読む人の隣に座って語りかけるような個人的で親密なエッセイと、読む人の役に立つようにと工夫して書かれた「小さな気づき」の数々は、著者自身と同じように、ときに迷うすべての人の人生の道しるべとなるでしょう。
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自分には絶対にできる。何があってもうまくいく。心配ない大丈夫。と何度も何度も言い聞かせる。限りなく自分を信じる。信じきること。自分を。失敗をしたっていいよ。
すべては自分に必要なこととつぶやいてみる。
暮らし、仕事、人生。すべては学び。
自分の体も借り物。だから大切にしましょう。
プライドを捨てること。とにかく忍耐。
⚪︎ばかりなんてありえない。なんとかがんばって△。それでいいと思う。無理はしないで、自分を許してあげて大事にしてください。
まわりの目を気にして照れないこと。1人で歩く勇気を持つ。成功を忘れてしまいましょう。
苦しみ、悲しみは受け入れる。恐れの中で、何が学べるだろうか?と唱える。
生きるとは自分を大切にすること。
敵も味方もいないことを知ろう。
おこらず、許す、だけど意見ははっきり言う。
いいことばかりは「悪いこと」です。苦悩や苦しみがあるから学べるし、思い通りにいかないことがあるから成長できる。
泣きたいことたくさんあるけど、自分を信じて受け止めて愛して面白く。こんなふうに歩みたい。
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癒される文章を求めて選んだ一冊。
出だしから心を動かされた。優しく語りかける口調で綴られる文章が、一つ一つ胸に沁みた。
個人的に印象に残ったのは、「自分に戻る」話。大人になりうまく生きていこうと必死にもがいていると、いつの間にか自分を見失っていることがある。そんな時、子どもの自分を思い出すことで、自分に戻るための気づきがあったりする。という話だった。
すべての話が温かく、穏やかな気持ちになれる本だった。
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◾️目の前の課題を受け止める。逃げない。
◾️いつも笑顔でいること。にこやかでおだやかでいること。そこから自分の1歩を始めたい。
◾️チャレンジの目標は学ぶこと。今日、新しいことはできましたか?
【2024年3月19日に再読】
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下記は、書き留めておきたい言葉リストです。
いつも笑顔でいること。
にこやかでおだやかでいること。
プライドを捨てること。それと、とにかく忍耐です。
明日こそ。
照れない。
がんばってみる。
怒りたくなったら笑えばいい。
相手のためでなく自分のために許しましょう。
泣きたいことたくさんあります。
けれども、ね。開き直るのではなく、自分を信じて、受け止めて、愛して、面白く。こんな風に歩みたい。
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夜8時から朝5時までしか閲覧出来なかった
眠れぬ夜に書いた手紙の数々をまとめた、
何ともロマンチックな一冊。
言葉でうまく説明できない複雑で繊細な気持ちに
ぴったりと寄り添ってくれる喜びを感じた。
今日も隣に座らせてください。
暖かくして眠ってください。
隣で話したい。
ほっとする言葉の数々で、読むだけで癒される。
やっと巡り会えた本だと思う。
ずっと手元に置いておきます。
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弥太郎さんのやさしさが詰まっている。
ひとつひとつ、ちゃんと誠実に向き合って、考えて、悩んで、乗り越えて。
そういうのが今の弥太郎さんを作ったんだな、って思った。
私はまだまだ全然、何物でもない。
でも、これ読んだことがきっかけで、おとなになって初めて母に対して感謝の気持ちが生まれた。待っててくれてありがとう。
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プライドを捨てること。とにかく忍耐。
・
人を責めない、攻撃しない。
怒りは言葉にしない。
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「そんなふうに見えないように、必死で生きているんです」と心の中でつぶやく。
そんなふうに見えないように。
なんだろう、僕のこれまでというか、
いや、すべてはこの言葉の通りのような気がします。
自分らしさってどこにあるのかな。
世の中から取り残されるのが怖かった。
今でも怖い。
(※本文より抜粋)
・
数年ぶりに、腹を据えて読ませていただいた、松浦弥太郎さん。
・
泣きたいわけではないけれど、
秋の空にぴったりだったから。
・
弥太郎さんは、やっぱり弥太郎さんで。
わたし、渇いていたので、ぐんぐん飲み込めました。
・
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p1 年齢を重ねるにつれて、いろいろなことができるようになります。
たいていのことに、うまく対応するコツみたいなのもできてきます。
でも、なぜでしょう?年齢を重ねるにつれて、不安はより身近になってきます。くっきりと大きくなり、見て見ぬふりができなくなります。その不安は、次第に大きくなって、呑み込まれそうにもなります。
そんな気持ちになると、どんなに疲れていても、眠れないのです。
p49 仕事にしても暮らしにしても、
思い切り楽しむというのは、「照れない」ということじゃないかな。
精いっぱいとか一生懸命も「照れない」ということ。
そう思うならそう思い、そうしたいならそうする。その気持ちを貫くこと。
「照れない」というのは、ひとつの「勇気」であり「覚悟」、
「ごまかさない」こと。
p84 ひかり。
それはすなわち、どんなものでも先入観を捨てて、低いものの中から高いものを、汚れたものの中から美しいものを、にごったものの中から透明なものを見つけるまなざし。心の目を開くこと。そこにあるひかりを。
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優しく語りかけてくれているようなそんな文章で温かい気持ちになれます。冷めていくのが当たり前、だからこそ温め直す気持ちが大事。とても素敵な考えで見習いたいです。
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書いてある言葉づかいがやや苦手だった。けど言っていることとか、感覚はすごくわかる部分がいくつかあって、興味深かった。なんか色々なことが他人に向きすぎてる気がしたんだけど、どうなんだろうか、今の自分の更に先がこういう風になっていくのかも?ともちょっと思った。
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自分の生活に取り入れたい思考や言動、
気をつけたいところ、等々…、
沢山メモを取りながら読んだ本。
中には、当てはまらなかったり理解出来なかったり
すんなり入ってこないページもあったけれど
それでも充分、心の整理の手助けをして貰えた。
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人は愛されたい、尊敬されたいのに、愛と尊敬は、強制できない。それが欲しいために、怒りや涙によって是が非でも得ようとするが、それは真の愛と尊敬ではない。それは他者を対等な関係と見ていないことになる。愛と尊敬を得たければ、平等、または対等な関係でなければならない。
松浦弥太郎さんの文章には、家族全員で読めるものをという考えにあるように、読者と対等でなければならないという尊敬と信頼、協力が感じられる。暮らしの手帖が愛と尊敬に溢れているわけだ。
つらくて、苦しくて、情けなくて。でも、あきらめない。歯をくいしばる。黙る。
プライドを捨てること。とにかく忍耐
照れないというのは、ひとつの勇気であり覚悟、ごまかさないこと。
一人で歩く勇気を持ちましょう。今いる場所から一歩踏み出すとは、孤独になることです。
さようならは、人生のいろいろな経験の締めくくり。そして、新しい出会いや出発の前ぶれ。
そもそも恋愛や結婚についての見方にお互い問題があり、二人の問題として解決に向けて協力できない状況、この人とは一緒にやっていけないと思ったから別れる選択をしたので、相手の心が変わったからではない。今のままでは、この先、誰と恋愛しても、同じ結果になる。逃避という形で自分を偽りたくないから、あえて外へ背を向けて、自分を明らかにしていく。誰もいない場所へ飛び足していきたいからね。
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大好きなメイクアップアーティストの早坂香須子さんがだぁいぶ前にご紹介されてた本で、松浦弥太郎さんの本も何冊か持っていて気になっていたのですがようやく読みました。
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松浦さん監修の「くらしのきほん」というウェブサイトに夜間限定で投稿されるエッセイが本になったもの。
夜間限定なので朝、昼には見られなくなりますが、その通り夜寝る前に読むのにピッタリの本。
ひとつひとつのお話も短くて少し読んで寝よう、というときにもピッタリです。
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ざわざわしたり、波立っていたり、疲れている心をやさしくまるーく包み込んでくれるような本。
とはいえ、松浦さんの文章は背筋がいつも伸びる思いだし、そのまっすぐさにうしろめたさすら出ます。ズボラマンなので。。
そのくらい、まっすぐで、熱くて、人の心を動かす文章。
ただ、よぉーし明日は頑張ったるでーってなりたい時ってよりは、穏やかな気持ちになりたい時、背筋をだれかに正してもらいたい時に読み直したいなと思ってます。
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「愛の反対は憎しみではなく無関心。すべてについて、無関心にならないことが大切です。」
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「照れない、というのは、ひとつの"勇気"であり"覚悟"、"ごまかさない"こと。」
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むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。
アンパンマンの作者の井上ひさしさんの言葉を、ノートの一番はじめに書いているそうです。
元暮らしの手帖の編集長の心の中が丸見えの手紙は、みんな一緒だってこと。
うまく見えているように見えても苦しくて迷っていて、コンプレックスがあって。
すごく人間らしくて、嬉しかった。
わたしにも学歴コンプレックスがあって、学生の頃は少しでも早く勉強から投げ出したくて、高校は余裕で受かる所を選び、大学は推薦で私立にした。
大人になって思うのは、もっと頑張れば良かったと思う。自分より高い所を目指して頑張る人生から逃げて、確実な所を進む。振り返ると臆病だったんだなと、自分が情けなくなる。
わだかまりみたいなものがあるから、伝えられることがあるんだけど、やっぱりあの時頑張れば良かったと、よく思います。
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『泣きたくなったあなたへ』を読んで
この本には、泣きたくなるような日も、前を向いて生きていくための小さなヒントがたくさん詰まっていた。読んでいて、何度も「わかるなあ…」と心が揺れた。
たとえば――
■ チャレンジの目的は「成功」ではなく「学び」
結果を求めて焦ってしまう日々。でも、本当は成功するかどうかより、チャレンジしたことで「何を学べたか」が大切なんだと思えた。そう思えば、失敗すらも意味があるように感じられる。
■ 「そんなふうに見えない」と言われる人
一見、強く見える人も、笑顔の裏で必死に生きている。その事実に気づいて、軽々しく「そんなふうに見えない」と言わないようにしたい。そして、自分自身も「そんなふうに見えないけど、実は努力している人」になりたいと思った。
■ 怒りや被害者意識の矢印は、自分に向ける
嫌なことがあると、つい人のせいにしたくなる。「自分は悪くない」と正当化してしまいたくなる。でも、そこをグッと堪えて、自分の内側に矢印を向ける。そうすることで、怒りを手放し、自分を成長させるチャンスに変えられる。
■ 「婚期のズレ」も人生のタイミング
結婚したい彼女と、まだ仕事を頑張りたい彼氏――そんなすれ違いを聞くようになった今の年齢。あと1ミリ、歩み寄れたら別れなくて済んだのかもしれない。でも、別れたからこそ得られる未来もある。人生は“タイミング”でできていて、だからこそ難しくて、面白い。
■ 欲望と願望のちがい
「欲望」は自分の欲から、「願望」は誰かへの想いから生まれる。だからこそ、健やかな欲望をうまく育てて、願望へと昇華させていく。自分のためだけじゃなく、誰かの幸せにもつながる生き方を目指していきたい。
■ 許すという選択
「許す」とは、相手のためじゃなく、自分のための決断。前に進むための切符。だから、許して、学んで、成長する。その選択が、自分の未来をひらいていく。
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最後に
この本を読み終えて思ったのは、
「心を正直に見つめる時間」って、本当に大切なんだってこと。
泣きたくなる日もある。怒りや悲しみが湧きあがる日もある。
でも、そんなときこそ、自分に矢印を向けて、誰かのために生きられる人になりたい。
松浦弥太郎さんの言葉は、そんなふうに「自分を見つめる力」をそっとくれた気がした。
Posted by ブクログ
☆3.5
エッセイを読むことがあまりないので、普通の小説と違う感覚にあまり慣れず…
読んでいて、あっ分かる!もあるし、えっそうかな?も勿論ある
でも、どちらの感情も全て自分の糧になる
こう思う人がいて、いやいやこうだろとおもう自分がいる
何かに行き詰まった時、それこそ泣きたくなった時に読んだら、また気持ちは変わるのかも
Posted by ブクログ
怒らない。許すことは成長するということ。
そのあと、はっきりと自分の意見を言うこと。
一度好きになったものを、ずっと好きでいられることは奇跡のように素敵に思える。
Posted by ブクログ
怒らない・我慢しない
"「許す」とは前に進むための切符 "
許すとは諦めることではなく
学び、そして前に進んで成長していくこと。
理不尽なこと、失礼なことをされたり
どんな言葉遣いをされてもとにかく我慢をする。
怒りたくなったら笑えばいい
自分を誤解されたくなかったり本心を知ってもらいたかったりすぐに感情を爆発させてもせいぜい自分の気がすむだけ。何も良いことは起こらない。
許した後に自分の意見をはっきりと伝えること。