【感想・ネタバレ】ダ・フォース 上のレビュー

あらすじ

「ゴッドファーザーのような警察小説」――スティーヴン・キング

『犬の力』『ザ・カルテル』のウィンズロウが
エリート特捜部の栄光と転落を描く話題作!

麻薬や銃による犯罪を取り締まるマンハッタン・ノース特捜部、通称“ダ・フォース”。
ニューヨーク市警3万8千人の中でも最もタフで最も優秀で最も悪辣な警官たちを率いる
デニー・マローンは市民のヒーローであり、この街を統べる刑事の王だった。
だが、ドミニカ人麻薬組織の手入れの際におこなったある行動をきっかけに、
栄光を約束されたマローンの人生は、転落の道をたどりはじめる……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ニューヨーク市警のなかで選び抜かれたチーム。そのなかで最も優秀な男デニー・マローン。ニューヨークを愛しニューヨークを守るためなら汚いことをやってでも守る。そんなヒーローがその座から転落していく。その終わりの始まりが描かれていく。マローンになにがあったのか。なぜ落ちていくはめになったのか。まだ物語は半分終わったところだけれど圧倒され傑作と言い切っていいほど。すごいすごい。

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2018年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

待ちに待ったドン・ウィンズロウの新作。
しかも上下2巻の厚さ。

今回は汚職刑事が主人公で、汚職故に留置されているところから物語が始まる。

・・・という事で、ここからいつもの作品と違う。
正義を実行するための手段として”汚職”という世界に足を踏み入れた、という訳だけでもないし、ひたすら主人公の言い訳めいたモノローグが多く、今一つキャラに共感できない。

しかも、まるでニューヨーク賛歌でもあるがごとく、街の裏表を含めた様々なエピソード紹介が多い。確かに興味深く読めるエピソードは多いし、作者の博識ぶりはよくわかるが、その分、物語のリズムがそがれ、名作「犬の力」や「カルテル」のような物語のダークな疾走感がない。

”転落”が始まるであろう後半に期待。

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2018年11月14日

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