【感想・ネタバレ】もし部下が発達障害だったらのレビュー

あらすじ

急増する職場の発達障害
上司のための身につけるべき知識とマネジメントスキル

昨今「発達障害」という言葉がより身近なものとなっています。
芸能人がカミングアウトしたり、メディアで取り上げられたりして、多くの人に知られるようになりました。
しかし、注目度が上がった結果、レッテル張りが横行し、偏見を助長することにもなりかねません。

発達障害の有病率はその一種であるASDで100人に1人、ADHDで30人に1人程度と言われています。
診断されていない人や疑いのあるグレーな人も含めれば、決して稀ではない相当数の存在だと言えます。

発達障害の特徴がある人への対応はもはや特別な配慮ではありません。
とくに、人間関係が大きく結果を左右する職場において発達障害への理解・対応は
今後ますます「当たり前のマネジメント手法」となるでしょう。

本書は専門的な解説と具体的な事例を交えて、発達障害を適切に理解し対応できる内容となっています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2020/3/27 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2020/4/5〜4/6

周りにそれらしい人が何人か居て、対応を間違うとハラスメントにもなるし、仕事が全く進まないので買って読んでみた。どういう症状が現れるのか、のケーススタディも豊富で、そうそう、そういう感じになる、と首肯することしきり。他の類書に比べて、どうすれば良いか、本人と周囲に分けて書いてあるのが良かった。大変参考になった。

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2020年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発達障害の特徴を持っているのでは?という部下をもつ上司です。意思疎通出来ず自分も周りも困ってしまって、どうにか出来ないかと調べ辿り着いた本です。
後半に凄く共感しました。配慮すること自体「なんで特別な配慮をしなければいけないんだろう」とか「仕事増やさないで欲しい」とか考えてしまっていましたが、逆に生産性を上げるために配慮するんだという意識に転換し、配慮もマネジメントのうちだと意識して日々の業務を行おうと思います。

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新入社員の研修本みたいな内容ではなく、特徴を踏まえた上で直すのではなくお互い気をつけることという視点で書かれていたのが良かった。
特に最後の上司の行動のbefore afterの表が分かりやすかったので写真撮っておいた。

個性が強い人は、配置次第なんだろうなと思う。

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2020年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が発達障害の傾向ないかな?と思って読んだがそうでもなかったわ。わしただの面倒な人や。

誤解を恐れず率直に書きますと、何かできないことがあまりにも多すぎて、いわゆる大きくて多忙な会社では周りが疲弊してしまうのではないか…それをうまくフォローするのも職場ではあるが、発達障害の人以外のただの面倒な人(性格に難はあるが仕事は普通にできるみたいな…私がそうかもしれません)のフォローもせないかん訳ですから…発達障害の人自身も働きにくさゆえにストレスフルで二次的にうつ発症したら元も子もないし…

などと思っていたら、最後の最後「おわりに」の章で、発達障害の人へのフォローを特別なこととせず、配慮したマネジマントをすることが結果全体の生産性につながる、とあってそう!そこを感じ取りたかった!そこをまず世間に知らしめるべきだ!そこを踏まえて読むべき本でそこが重要事項やないかーーー!

良書なのだから序章や本の背表紙に書くべきと思います。

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2019年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発達障害というと何か特別な響きがあるが、本書で挙げられているそれらの特徴は、程度の差こそあれ誰にでも当てはまるものばかりだという印象を持った。

現にこの障害とそうでない人との境界線はグレーであり、環境によって変わることもあると著者はいう。
だとすれば、そもそも「発達障害」という呼称自体が適切ではないのではないか。
そのような呼称があることによって、周囲の人々も無駄に身構える。

職場としてできることは結局のところ、本人の特性に合った適材適所の配置と、変化に気づくことなのだろう。

そして何よりも重要なのは、著者も言うように「本人の自己理解」なのである。

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2019年01月19日

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