あらすじ
急増する職場の発達障害
上司のための身につけるべき知識とマネジメントスキル
昨今「発達障害」という言葉がより身近なものとなっています。
芸能人がカミングアウトしたり、メディアで取り上げられたりして、多くの人に知られるようになりました。
しかし、注目度が上がった結果、レッテル張りが横行し、偏見を助長することにもなりかねません。
発達障害の有病率はその一種であるASDで100人に1人、ADHDで30人に1人程度と言われています。
診断されていない人や疑いのあるグレーな人も含めれば、決して稀ではない相当数の存在だと言えます。
発達障害の特徴がある人への対応はもはや特別な配慮ではありません。
とくに、人間関係が大きく結果を左右する職場において発達障害への理解・対応は
今後ますます「当たり前のマネジメント手法」となるでしょう。
本書は専門的な解説と具体的な事例を交えて、発達障害を適切に理解し対応できる内容となっています。
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Posted by ブクログ
発達障害はスペクトラムで容易に診断することができないケースが多い。
診断されたからといって劇的に治る対応も取れないことが多い。
結論的には定期的な新しいマネジメントをする必要がある。
その人がどうすれば良いアウトプットを出せるかに注目してマネジメントする。
例えば週2回定期的にブリーフィングを行う。
個別のマニュアルを作る。
自分のやりやすいところや得意なところを打ち上げ打ち明けてもらい、そこを伸ばす。
できないところは極力少なくする。
Posted by ブクログ
職場でクセが強い人、付き合うのがメンドクサイ人は皆から敬遠される傾向にあり、誰からも相手にされなくなった結果、組織の中で干されてしまい十分なパフォーマンスを上げることができていないと思う。
発達障害の症状は幅が広くグラデーションのようなものであり、誰にも当てはまるのではないか。もちろん、自分自身にも当てはまる要素は十分ある。
今の会社は、皆が常識人で空気の読めるスマート社員を良しとする「同調圧力」を強く感じる。正直、スマートな社員同士でも波風が立たぬよう気を遣い合うのは大変ストレスがかかること。むしろ、ちょっと個性的な人達と付き合い続ける方が、同じストレスの負荷を感じるのであれば、多様な人材の能力を引き出していくためのダイバーシティ経営として、将来有効である。
部下の不出来を嘆き、人事部門に部下の配置換えばかりを要望するような管理職には是非ともこの本を読んで理解してほしい。
Posted by ブクログ
部下について悩んでいた(こちら側が疲弊していた)のでとても参考になりました。
特にグレーの人に対しての事例や対処法を知りたかったのでちょうどよかったです。
Posted by ブクログ
発達障害の人が業務においてどのようなことに困っているか、実際に直面した時に本人はどう対策すれば良いか、上司はどう接すれば良いかが書かれている。
発達障害傾向の理解を深めるのに役立つ。
ここで挙げられている、12の事例の中には自分にも当てはまるものがあったりするが、私の場合は注意すれば直せる側面もあるので、必ずしも発達障害ではないだろう。
結局、自己理解が大事であり、自分はどういう傾向があるというのをしっかり認識しておけば、
少しの工夫で仕事をきっちり回す努力ができるように思う。
程度は異なれども発達障害は
誰にでも当てはまる可能性があるということである。
私の理解不足かもしれないが、ならば一人ひとり努力をするのは当然で上司はそれを理解した上で適材適所で違いを活かして仕事を与えていけば良いというだけなのではないか。
日本の企業はどちらかというとオールマイティのジェネラリスト志向な気がするが、プロフェッショナルのスペシャリスト志向で人員を構成するようにするというのも一つのやり方なのかもしれない。
「苦手なんじゃなくてできないんです」
これはその通りで、だからこそ自己理解をよくして自己開示をきっちりすることが大事なのであろう。
学校教育において仕事の仕方および発達障害やダイバーシティアンドインクルージョンについてもっと教えるべきなのだと思う。
そうすれば社会に出る前に自分の特性をもっと知ることができるのではないか。