あらすじ
吉野みち、32歳。結婚して5年、レスになって2年。夫とは仲が悪いわけではないが、ただひとつ、”セックス”だけが足りていなかった。ひょんなことから、会社の先輩である新名誠(36歳)と飲むことになったみちは、つい酒の勢いでセックスレスの悩みを打ち明けてしまう。すると新名は驚いた顔をして、「うちもレスなんだよね…」と寂しそうに笑った――…。
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当たり前の凄さ
ただただ陽一の自己中心的な考え方に怒りを通り越して無の境地に…
みちも陽一としてる事は同じという意見は多いはず。けれど、少なくとも夫婦である事を当たり前と思わずに、陽一と深い部分で繋がりたいと願い、葛藤して行動して何度も傷つくみちは応援したくなるし、幸せになって貰いたいと思える。
陽一をみていると、無関心がどれだけ周囲を傷つけるのか考えさせられる。日々の何気ない生活がどれだけ幸せか気付いた時には……って事にならなければいいなと思う。