【感想・ネタバレ】人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実のレビュー

あらすじ

金融のプロが、お金の教養のエッセンスだけを厳選してまとめたコンパクトな教科書。これだけ知っておけば、人にだまされず、お金と一生うまくつきあっていける。高校生でも理解できて、大人が何度読んでもためになる、お金入門の決定版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の山崎元さんは資産運用についての本をたくさん出している。10年以上前にAssocieを定期的に読んでいた頃、1ページの経済コラムを書かれていて、その頃には「ふーん」と読み流していたのだが、家族ができてからは自分の資産をどうするか、縮退していく可能性が高い日本経済の中で家族が生き残っていくためにはどんな財務管理をしていくべきか、みたいなことを考えるようになり、改めてこの人の本を読むようになった。

著者は20冊以上の本を出しているが、主張は基本的に一緒で、本のターゲットや性質によって文体の硬軟を書き分け、詳しく書くか概説で留めるかを決めている、といった感じ。その中でもこの本は、著者の基本的な考え方がコンパクトにまとめられていて、まさに「シンプル」な指南書と言える。

まずはこの本で山崎さんの理論に触れて、しっくり来るならばより専門性の高い(NISAや確定拠出年金に特化した著作もある)本に手を広げるのが効率的だと思う。
逆に、山崎さんの理論が肌に合わなければ、他の論者を探してみるのもいいと思う。資産運用に関する本はピンからキリまでやたらにあるので、「読んでしっくり来る」「その人の言い分を参考に資産運用して失敗しても後悔しない」ことを判断基準にするのがいい。

個人的には、山崎さんの「お金はなにかを叶えるための手段であり、稼ぐことを目的にすべきではない」「お金に色はついていないので、特定の支出目的のために貯蓄や資産運用を縛るのは間違い」という理論が好き。

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2020年12月29日

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