あらすじ
最新のゲノム編集技術である「クリスパー」により、「肉量を大幅に増やした家畜」といった食料分野や、難病や生殖医療、寿命に関する研究などが急速に進んでいる。グーグルやアマゾンも参入するゲノム編集の近未来を多角的に解説する。
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Posted by ブクログ
ゲノム編集は今に始まった技術ではなく、クリスパーという3代目のものが今注目されており、以前より安価、高度な技術が不要、正確という3つのポイントが高い。2万円程度でキットが利用できるが、一般人の利用は放置すると生態系に異常がでるなど問題となり、販売が禁止されている。
現在は食、医療分野で利用されている。
遺伝子組み換えでは様々な機関の承認・許可が必要だったが、ゲノム編集では省かれている。
ただ、食・生育に必要なものではなく、色が茶色にならないマッシュルームなど、一見無駄なように思えるものもある。
GMO自体は古来から利用されているが、近年での直接遺伝子に手をかける方法が問題視されている面から、ゲノム編集では徐々に消費者の理解を得るように徐々に浸透している。
医療、治療ではなく、ゲノム編集によって解決する方法がある。体内に入れたままゲノム編集を活用することができる。
細胞の種類や箇所によって成功率はまちまち。
レイラという白血病患者の治療に貢献したことから、今後の利用に期待できる。