あらすじ
殺人事件を起こした崎津直也が刑期を終えて出所した直後に神戸で殺された。その直後、9年前に崎津を逮捕した刑事の片倉康孝も何者かに刺される。崎津から届いた手紙に書かれていた、「砂丘の蛙」という謎の言葉、戸籍には載っていない「妹」の存在。事件の渦中に巻き込まれた片倉は、捜査本部から外されても地道な捜査を続け、神戸、鳥取へと足を運ぶ。傑作推理小説。
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片倉康孝シリーズの2作目。
今回は、康さん自身が犯人に襲われ負傷するというピンチに見舞われますが、同僚や後輩、他県の警察と共に、いつも通りの地道な捜査を積み重ね犯人を追い詰めていきます。
実際に起こった事件を題材に取り入れているのか、妙にリアリティーがあり、事件の関係者も多くて、後半過ぎまで事件の全容が解らず、謎解きが楽しめる点もGOOD。
今回も満足の読み応えでした。
次回作も期待しています。