【感想・ネタバレ】PMの哲学のレビュー

あらすじ

PMBOKに書いていないプロマネの極意
すべてを「体感」すれば成功する!

著者の豊富な経験をもとに、失敗しないPM論が展開されています。PMは何を見ているのか、チームの中でどのような存在なのか、各開発フェーズでは何をするのか。PMの思考や言動の教科書として、「PMの哲学」が語られています。

本書がユニークなのは、主に以下の2点です。

1点目は、規模を意識したマネジメントを解説していることです。マネジメントは規模によって変える必要があり、本書では、ほとんどのプロジェクトが分類される中規模を対象にしています。多くの市販本は、規模をあまり意識していません。中規模では、PMである前にSEでなければなりません。つまり「プレイングマネジャー」であることが求められるのです。

2点目は、PMBOKだけではうまくいかないという立場に立っていることです。PMBOKはITに限らない多くのプロジェクトを前提にしているので、ITではその特殊性を考慮しなければなりません。その代表は「品質」です。PMBOKでは品質が測定できる前提なのですが、ソフトウエアは目に見えないため、品質を測定しにくいという特性を持っています。それに目を背けず、立ち向かっていかねばならないのです。

本書で解説している「哲学」こそ、一流PMへの登竜門なのです。

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Posted by ブクログ

プロジェクトを体感する PMとしての視点から、プロジェクトを提案から保守まで一気通貫で体感できる。PMは何を意識しなければならないのか、各工程で示してくれるので、自分のプロジェクトに当てはめて考えながら読んでみた。
基本ウォーターフォールの流れなので、アジャイル開発におけるプロジェクト進行も参考にしてみたいと思った。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

まあそうだよねって内容だったので、SE.PMとしての感覚が外れてないようで良かった。逃げてはいけない、とか持ち帰るって言えない、とかは気をつけないとなあと思った。

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2021年09月05日

Posted by ブクログ

いい内容、ためになることが書いてあるのだと
思います。いまリアルにあるプロジェクトで苦戦している
状況では正直にす~っと入ってくる内容ではありませんでした。
耳に痛い内容ばかりといえばそういうことかも
しれませんが。

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2018年06月14日

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