【感想・ネタバレ】世界を愛するランダム・ウォーカーのレビュー

あらすじ

深く、広い世界。その全てを知ろうと、天空国家セントラルは各地に調査官を派遣していた。
調査官であるヨキとシュカが今回向かった先は、水上都市グランナーレ。音楽に愛されたこの街で、今宵世にも奇妙な音楽会が開かれるという。
曰く、音楽会に参加すると、己の求める死者と邂逅する事ができるというのだが――。
ほか、春が来ない里、物理法則が乱れた学術都市など、五つの謎を巡る。

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Posted by ブクログ

不思議な世界を調査する短編集。
1つの話には伏線が凄いものがあったり、ちょっと意味がわからないものだったり、振り幅が凄い。
グッと涙を堪える物語もあれば、最初から最後まで分からずに文字が鬱陶しいような物語もあって、それだけ文体を変えられるのが凄いと感じる。
一貫して根底にあるのが不思議な現象を調査する調査員の話。これだけはどこでも変わらない。だから面白いのかもしれない。

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

世界の不思議はどこまで広がり、どこへ向かうのだろうか。

高次文明社会に生きる主人公たちが、それでも未踏の世界を調査して旅する物語の二作目。毛色の違う作品が1作あり作者なりの挑戦も思わせるが、その他の各短編は安定感が出てきた。

この作品で描かれるそれぞれの世界(街)は、理屈っぽい。だけどその理屈がある上で、理屈では説明しきれない不思議があるのが面白い。

短編集ではあるが、大枠として世界全体の不思議を解き明かそうという展開で、それは大変好物なので、続編期待。

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2019年01月23日

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