【感想・ネタバレ】夢の碑 とりかえばや異聞のレビュー

あらすじ

古今東西幻想綺談、夢の碑シリーズ第一弾。

昔むかしこの世には、鬼や精霊、妖魔変化ら人外異形のものどもが、闇から現れ闇に消え、ひっそり暮らしていたそうな。人と交わり人に恋し、争うこともあったという。…とある数奇な物語、京の遊女紫子と安芸の大名佐伯碧生の身代わり劇。兄に代わりて武将となった紫子は、織田、毛利の軍勢に立ち向かい、鬼の血をひく異能者風吹と天に昇って消えたという…。 古今東西幻想綺譚「夢の碑」ここに始まる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

平安古典「とりかへばや物語」をベースにした作品。
コミカルな明るさを最初に感じるが、読み進めていく内にキャラクターの薄暗い感情を丁寧にすくい上げるシリアスな面がどんどん出てきて、その匙加減がよい。
華やかさの裏にある恐ろしさをさらりと描けるのはすごいことだと思う。

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2012年05月30日

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