【感想・ネタバレ】お前ら全員めんどくさい!(10)のレビュー

絵に書いたようなフツメンの国語教師の國立クニヒコに、突然のモテ期到来!?

クニヒコを巡り、カワイイのに最高にめんどくさい女子生徒たちと女教師が繰り広げる王道の学園ラブコメ。

しかし、ただのラブコメと思うなかれ。
王道のストーリーラインを踏襲しながらも、女子キャラクターたちの個性と癖が強すぎるところが見所のひとつで、読んでいくうちに、めんどくさいのに、なぜかカワイイ!と癖になるそんな一作だ。

また、男性キャラの登場人物は主人公のみで、ハーレム好きにはたまらない内容となっている。
泣き虫、ツンデレ、ビッチ、女王様、おっとりなど様々なタイプのカワイイ女の子が登場し、きっとあなたのタイプの子が見つかる!!

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Posted by ブクログ 2020年03月25日

自分は教師だからと一宮との間に明確に線を引き続けてきた国彦
教師と生徒だから軽々と恋愛沙汰に発展させるのは不味い。それは非常に単純明快で一宮にも理解できる考えだから尊重する他無い
けれど、その明解すぎる境界線は一方で一宮の気持ちが報われることがないと明言するに等しいものであるんだよね

だからこそ、...続きを読む行き場を無くしそうな自分の気持ちに一宮は苦しみ、そんな彼女の前で小雪といちゃつこうとする国彦の姿にまた別の苦しみを味わい……
国彦が設けた境界線は正しくても、一宮を受け持つ教師としては必ずしも正しい対応とは言い切れないものだったとも言える

一線引いた気になって、迷走して、思わず口走って……
最終的に国彦が口にした想いは非常に格好がつかないものだったけど、それによって一宮の想いの行き先が閉ざされることは回避された
何かを決断したとか、何かを選択したと言えるようなキッパリしたものにはならなかったけど、兎にも角にも守られた笑顔や繋がりがある
それがきっとエピローグで描かた未来に辿り着いたのだろうね

個人的にはもうちょっと他の少女達の顛末についても触れてほしかった気がするけども

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