【感想・ネタバレ】CSV時代のイノベーション戦略 「社会課題」から骨太な新事業を産み出すのレビュー

あらすじ

新興国企業の台頭、猛スピードで進むコモディティ化――。

従来型の経営モデルが通用しなくなり、
日本企業全体が「イノベーションのジレンマ」に
陥ったかのような中、
CSV先進企業が“したたか”に進める
新しい戦い方「CSV×イノベーション」に、
日本再生の活路を見い出せ!

もはやCSRの延長で捉えてはならないCSV。
真の「CSV経営」とは?

持続的成長に向けた“新たな戦い方”を
見出しきれていない日本企業のトップマネジメントや
経営戦略・企画担当者、
“骨太”な新事業を産み出すことができずにいる
新事業開発担当者 必読の書。

大企業との連携を強化したいNGO関係者や
社会起業家にもヒントを提供する一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最近、デロイトに注目しているので購読してみました。

まず、「CSV」という意味も知らず、「CSRの派生??」と思っていましたが、Created Shared Value=共通価値の創出の略で、あのポーターが提唱し始めたものだそうです(経済的価値を追い求めながら、社会的価値も創出する、という意と理解しています)。

日本なんかにいると、日常的にはモノが溢れており、これ以上のイノベーションはドラえもんの秘密道具の域しかないんじゃないかと思ってしまっていました。
しかし、確かに、社会的問題は収まることなく、語弊があるかもしれませんが、そこにチャンスがあるとも言えます。

あと印象的だったのは、行政に働きかけてルールを作っていくという発想。
これまでマクロ環境は、どちらかと言うと、自分ではどうしようもないので合わせていくものという理解でいましたが、それでは新しい市場は作っていけませんね。

普段の自分の興味とは違ったのですが、批評に留まらず具体的な事例・提案も多く、いろいろ気付きがあって良かったです。

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2014年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

CSV(Creating Shared Value: 共通価値の創出)による新事業戦略とはどのようなもので、なぜ注目されているのか、どうすれば大きなビジネスチャンスになるのかが概観できた。
従来の社会貢献(CSR: Corporate Social Responsibility)の、本業とは別の費用負担的な取り組みではなく、地球規模の社会的な課題FINDER(Frontier science、Information & communication、National harmonization、Demographics、Economics & finance、environmental Resource)を解決するという大義を掲げて、政府やNGOとともに新たなルールのもとのビジネスで席巻していく。
日本の企業が取り組めていない世界の潮流に触れることができたと感じられた。
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2014年09月01日

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