【感想・ネタバレ】散歩の達人_2022年7月号のレビュー

散歩の達人編集部

江戸の宿場町から世界をリードする企業都市へ。社会科の教科書そのものみたいなこの街は、新たな住民が増えてもどこか無機質。未来のライフスタイルを予感させる。それでも、一旦立ち止まってみれば、街道を見守る神社仏閣や産業遺産、下町人情たっぷりなお店も健在。そんな、様々な歴史のグラデーションを歩けば、気分はまるでタイムトラベル！ 再開発されゆく景色の隙間、重層的に流れる時間の中に、この街のいまが見えてくる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

品川周辺だと、高輪ゲートウェイ駅を思い浮かべる。コロナ以前、資格の勉強のため、たまに近くのホテルに滞在していたのが懐かしい。都会らしい高層ビルがある道を一本入るだけで、生活感のある風景になることが、東京も意外とあるんだよなー、と、毎回読んでいて思う。