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Posted by ブクログ
チェック項目6箇所。上の世代から受けた恩というのは、全ては絶対に返せない。もしかしたら人間というのは、最も大切なものの一つである「自らの命」を失ったときに、何よりだいじなことを学ぶのかもしれない。大事なのは「初めからあきらめないこと」であって、がんばってもダメだったら、今度は逆に「あきらめること」のほうが重要になる。夢は、当たり前の話だけれど、叶ったり叶わなかったりする、だから、大切なのは「あきらめないこと」ではない、それよりも、「叶わないことを怖れず、失敗してもいいから挑戦して、ぶつかってみること」なのである。高校野球は3999の「負け」の集積ではなく、3999の「学び」の集積である。自分のやりたいことをやったために壊れてしまうような人間関係というのは、果たして正しいと言えるだろうか?
Posted by ブクログ
高校野球にはすごくいやな思い出がある。
野球が弱くても、高校野球だけは優遇されていて、予算を持って行ってしまう。
県大会ですぐに負けるような部活と、
全国大会に行っている文化部の予算が、一人あたりで倍も違うのは納得できなかった。
本書には、なぜ高校野球が優遇されているか、
優遇されている高校野球の奢りが現れている。
一部に、全国大会に出たことが重荷になっている話があった。
当たり前のことだ、感動を生んでいるだけでなく、
大きな反発も生んでいることをマスメディアは知らせていないから。
小学校の部活では、野球とフットボール(サッカー)は同じくらい人気があるのに、
新聞での記事は50対1くらいの量の違いがある。
そんなことで、野球をやっている人間を尊敬するようにはならない。
甲子園だけが高校野球なのではなく、
高校野球だけが部活ではないという本を出してほしかった。
著者の再考を願う