あらすじ
コレステロールは“健康の味方”?貧血には鉄分ではなくタンパク質!?小太りのほうが長生き!――あなたの知っている医学、健康常識が間違っているかもしれませんヨ!「命取り」になる前にこの本で総点検しましょう。渡部昇一先生も薦める長寿で知的活動を目指す人々の「必見の書」!
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Posted by ブクログ
現在注目されている、糖質制限、そしてケトン体へと続く理論の嚆矢のようだ。これが書かれた時期にはまだ糖質制限もケトン体についての議論も起きてはいなかったと思うけど。
Posted by ブクログ
薬漬け・検査漬け・特定の食品を良しとする風潮・データの操作、なんとなく不信感を抱いていたことが「栄養」という面から、また著者の現実から明らかにされてすっきりした。
少々肥っていようが、持病があろうが、ハードな運動をしなくても、気にせずきちんと暮らすことが大事なのだと納得した。
Posted by ブクログ
90歳間近でスポーツジム2ヶ所に通われている美肌のお爺さんに、「その美肌の秘訣は何ですか?」と聞いたら、栄養学の話が始まり、三石さんの本をおすすめされたので購入した。
夜にたんぱく質をしっかり摂ることで成長ホルモンが出る、と書いてあったので早速試したところ、翌日の身体の軽さが驚くほど全然違った。
流行りの健康法ではなく、科学的に研究して導き出したやり方で、著者も95歳まで元気だったことから信頼できる。
たんぱく質とビタミンの量をもっと増やしていこうと思った。
Posted by ブクログ
きちんとした仕組みを知らずして美容に力をいれたり(皮膚のしくみや頭皮の構造など)やたらと医者まかせで本来の生理機能を無視して薬に頼っている人が多過ぎるようにおもう。小さい頃身体が弱く、医者にかかったが「これ飲めば胃は治るが薬というからにも副作用があるからあまり飲ませたくない」という医者に当たった私は幸運だっただろう。そういう意味でも、このような「しくみ」をきちんとだれもが把握でき、読むことが出来る文庫になったことは、うれしいこと。いろいろ知った上で医者にかかるなり、またかからないと、自分の身体なのだから、守れるようになるのは良いことだと思う。
Posted by ブクログ
現代の医療は疑問に思うことが多い。医者は治すために薬を出すわけではない。症状を和らげて自己治癒力で治してもらう。果たしてそれは治療と言えるのか?こういったことの疑問にズバズバとツッコミを入れたのがこの本である。
著者は良質なタンパク質とメガビタミン、スカベンジャーで大抵の病気は治るような事が書かれていたが、説得力に欠けるものであった。
3章に至っては私がこれまで見てきた健康法に対して真逆の事が書かれていて腹立たしいくらいだ。
本書が少し古いのもあって鵜呑みにはしないが、やはり現代の健康法は進化している。
栄養学から治療してくれる医者がいれば、病院は儲からないかもしれないが、私はその医者を信用出来るでしょう。
栄養が体を作るという点では面白い本でありました。
Posted by ブクログ
参考になった。
良質なタンパク質とビタミン、野菜を沢山食べることかな。
無理やり医学常識をウソ呼ばわりしてるんじゃないの、って項目もあると感じた。
少々古いので、またこの頃は定説が変わっている部分もある。
Posted by ブクログ
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「医学」は「科学」にあらず19
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むしろ睡眠で大切なのは、全体の時間よりも、最初に深い眠りが得られるかどうかである。
最初に深く眠ることができれば、それから四時間寝ようが一〇時間寝ようが、翌日の体調はあまり変わらない。99
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微量のビタミンでも作れるタンパク質がある一方で、別の種類のタンパク質はその量では足りないこともある。142
わずかなビタミンしか摂取していなければ、かならずどこかにツケが回っているはずである。143
水車のいちばん下の段まできちんと回転させるためには、それに見合った大量の水を流さなければならない。146
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