【感想・ネタバレ】エヴァンゲリオン ANIMA 3のレビュー

あらすじ

「もしも人類補完計画が発動しなかったら……?」TVアニメ第24話「最後のシ者」から分岐した3年後のifストーリー。電撃ホビーマガジンにて連載された人気小説連載、第3巻が早くも登場!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

"何だろう…エヴァ乗りに一般論で返された。納得いかない。" p.23

" 言葉を交わしてはいけない、示し合わせてはいけない。たがいに視線も合わせず、ただ黙々と歩いてその場を去るのだ。恐らくかつての神話世界でも、人々はこうしてその場を逃れたはずだ。" p.269

" エヴァの操縦桿/イメージコントローラーは、実は操縦桿ではない。エントリープラグはヒトの思考を読み取ってエヴァに伝えフィードバックもするが、思考制御は万能ではない。
 イエスとノー、GOとSTOPの思考境界は曖昧なのだ。それをはっきりさせるための引き金であるレバー、つまり思考命令と対になる命令承認を信号化し、同時に自己認識するスイッチである。" p.290

"「これがどこかおかしい天地創造のおとぎ話だと割り切れば行き先はわかる、もう知らされてるーーでしょ? みんなだって想像ついてるでしょ? 次の地球になる舞台…」" p.320

緩急があり読み心地が良い。連載時のペースと書籍化時点のボリュームを見誤っていたからこその2巻であろうか。
その一方で2巻から次第に増えてきた観のある忍法帳めいた急展開大杉問題。ふははははと笑いながら宿敵が消えて戦闘や事態がうやむやになるアレ。これはちょっといただけない。

誤字その他が5箇所くらい。エディタの互換性のスキマを縫ったような珍しいタイプの誤字。チェック緩いんかな。

サイバーコミックでの連載時から感じていたことだが、山下いくと氏は詩人なのよな。科学の言葉を駆使する詩人。ご自身は、ご自身の文章を未熟と述べていて、それは確かに感じるが、わりと高頻度でこれはという文章に出会う。

一つ大きな難を言えば、無印を最後に見たのが昔過ぎて使徒名とビジュアルが一致しないこと。ビジュアルが思い浮かばないからシーンに対する解像度が低くなる。仕方なくググる。使徒図鑑つけてほしかった。

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2025年06月03日

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