【感想・ネタバレ】異業種に学ぶビジネスモデルのレビュー

あらすじ

好評の『なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編』を文庫化。
ゴールドマン・サックスから不動産業に転じた社長のハイブリッドな戦略、ブリヂストンのリトレッド事業の知られざる狙い、高収益をあげるコマツが築いた競争優位……。成功企業のビジネスモデルをわかりやすく説明するだけでなく、異業種の儲けの仕組みから何を学び、自社に活かせばよいのか、数多くの事例をとおして解説する。

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Posted by ブクログ

・コマツでないと困る度合いを高めること
・ブリヂストンとトータルパッケージプランを契約すれば、バスやトラック会社にとっては、
「タイヤのことを考える必要がなくなる」という大きなメリットがある。
・GEのサービス事業の発展ステップ
①自社製品向けにサービスを提供。自社製ハードウェアの長期メンテナンス契
②周辺の基本サービスを製品に束ねた。ハードウェアのメンテナンスとスペアパーツ・メンテナンスをバンドルした
③競合企業のハードウェアに関してもメンテナンスサービスを始めた
④GEが生産していないハードウェアに関してもサポートサービスを開始した
・オフィスグリコのような考え方をすれば、消耗品で儲けるジレットモデルだけでなく、最初に廉価で製品や設備を導入し、その後本命の商品で利益を回収するというビジネスは、まだ無限に考えられるといえよう。
・無料版・廉価版の条件として①時間制限(利用可能時間が限られる)、②機能制限(廉価版は機能が限られる)③人数制限(一定数の人は無料)④顧客のタイプによる制限(例えば学生は無料)などを挙げている
・売り切らないモデル①景気の影響を受けにくい②顧客により近づける③顧客リストをアクティブに維持④ソフト・サービス事業の拡張⑤製品改良ノウハウの蓄積⑥バージョンアップが容易⑦中古市場のコントロールが可能

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2015年09月21日

Posted by ブクログ

様々なビジネスモデルがわかりやすく解説されている。
顧客の再定義、顧客価値の再定義、顧客の経済性、バリューチェーンのバンドリング・アンバンドリング、経営資源の持ち方、定番の収益モデル の視点。

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2015年06月27日

Posted by ブクログ

付加価値をつけたサービスは、競合他社に追随されやすい。逆に、サービスの中から必要なものだけに絞る、マイナスの差別化を行うと、ビジネスモデルを転換せざるをえなくなるケースが多い。QBハウスなど。

レベニューマネジメントの核となっているツールが、ダイナミックプライシングである。変動価格設定と訳され、需給のバランスをみる。Jリーグの試合など定員が決まっていても可能。

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2016年08月14日

Posted by ブクログ

それなりのリソースを持つ中堅企業や大企業の新規事業開発に役立つもので、全く新規の起業には参考になるかも、という内容。文字通り異業種で成功(収益化を達成)した事例を、別の事業に移植し成功した事例を調査したもの。異業種とはいえ金融と不動産、大型装置とオフィス機器などやはり類似点はある。そこに気付くかどうか。やはり移植が可能で儲かると気づいたヒトは大したものである。

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2015年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

星野リゾートの再生受託運営事業
 所有と運営の分離
 「リゾート運営の達人になる」ことが会社のビジョン

 企業再生で料理人や女将がやめてしまう。
 セントラルキッチンから料理の冷凍支給と
 現場での2割の独自調理。
 部屋食をやめレストランを増築。
 女将に依存しないマルチタスク化、
 星野のスタッフが総支配人。
 共通の予約システムと6割のリピーターによる口コミ。

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2015年03月01日

Posted by ブクログ

異業種から移植との因果関係はわかりづらいが、どの企業も製品の売り切りからサービス業のの事業の転換を進めていることがわかった。

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2014年12月17日

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