あらすじ
同じ王女として生まれながら、華やかな姉の陰でいつも引き立て役になっていたリティシア。だが隣国の輝ける王が花嫁として選んだのは姉ではなく、自分の方だった。政略結婚とは知りながら、リティシアは彼の優しさに酔いしれ、彼にふさわしくあろうと努力するのだけれど――?灰色の世界しか持たなかった王女と、光輝く「太陽王」との真実の愛を描いたファンタジーロマンス!
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途中で泣いてしまった
自分の存在価値を見出せない女性と、別の女性を愛しながらヒロインと家族になろうとする男性のお話。
ヒロインの心情はもっともだなぁと頷けるところもあれば「気にするな!」と励ましたい気持ちになる気弱さもあり、さらに彼女の聡さが災いしてしまうところもあって、途中で「うああああ」と呻いたりかわいそうにと涙が出たりしました。
最終的にはハッピーエンドなのだけど、そこに至るまでのプロセスがきっちりしていてそれがまた切ない。
うますぎる、と作家さんの技術に唸らされた作品です。
別の作品も読んでみます!