あらすじ
赤子の時に養女として迎えられたアンジェリカは、養父母から愛情をふんだんに注がれ、何不自由なく暮らしてきた。その後、子どもを諦めていた養父母にも授かったのがルカで、アンジェリカの自慢の弟。嬉しくて、可愛くて、率先して面倒を見たものだ。しかし、いつからか二人は歪んだ関係に。静まり返った夜半の屋敷の中でルカの働く無体に、アンジェリカは声を押し殺す。義弟と深い仲になっているなんて、絶対に知られてはいけない。ルカから離れようとするアンジェリカ。そのアンジェリカを執拗なまでに求めるルカ。お願い、ルカ、もう止めて、こんなこと。そう懇願しながらもアンジェリカの身体からは力が抜けていくのだった……。【著者紹介】園内 かな(ソノウチ カナ)2013年、オリジナルWEB小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。代表作:『公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で』『厳格なおじさまに求婚されて身も心も溺愛されるようになりました』
...続きを読む感情タグBEST3
家族愛のお話でした
エロもだいぶ多いのだけれど、最終的には家族愛がテーマになったお話だったと私は感じました。
義弟のルカの執着ぶりとキャラの使い分けの理由がかわいすぎた。
主人公のアンジェリカの心情も理解しやすくてよいお話でした。
ラストが若干急に終わった感じがあったのだけが残念。2人が幸せになるとこまで見たかったですが、またどこかで見られたらそれもいいなと思いました。
匿名
最後の終わり方が~
義弟と義両親との関係に悩んでいたのは本人だけだった。良い義父母で良かった。最後の実父母と幼いアンジェリカの関係は可哀想で悲しくなった。が、最後に両親のお墓を1人で訪れ、そのまま終わってしまったのでビックリ。義母による実父母の打ち明け話のあと、ルカが学校を卒業したらすぐ結婚したいとヒロインに告げたのに、ヒロインは考えさせてとハッキリせず、その後ルカは学校へ、ヒロインは王宮へ戻り、そこでルカの登場は終わってしまった。墓参りのあとにルカとの続きの話があるかと思ったのに。ここで終わるならルカと一緒に墓を訪れたら良かったんじゃないかな。ルカは子どもの頃からヒロイン一筋だった所が良かった。
ヒロインは幸せ
微妙な立場のヒロインに、義弟が猛アタックするお話でした。義理の父母が超いい人達で、義弟だけヒロインの気持ちを無視して迫ってくる感じでしたが、結局ヒロインが1人で不安になってただけという…ヒロインの出自も明らかにされて、ハッピーエンドだけど最後は少し悲しいお話でした。
消化不良
ヒロインは養父母に育てられ義弟のことも好意を抱いていますが家族のカタチを壊すことが出来ずお城に出仕します。ヒーローは幼い頃からヒロインが大好きなので関係を変えようとヒロインを強引に組み敷きます。
蓋を開ければ両想いでヒーローが両親にもキチンと根回ししているし周りにも牽制しつつアピールしていたのでヒロインの杞憂に終わります。
その下りがもう少し捻りが欲しかったです。あまりにも淡々と進んでしまい残念です。ヒロインもあそこまで拒んでいたのに一度気持ちを認めると受け入れるのが早過ぎます。