感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年11月05日
いやあ、おもしろかったわコレ。
新聞の書評を読むのは大好きで、どれも面白そうに書いてあるんだけど、読むと「?」ということも多々あった「邪悪な読者」な私には非常にツボでした。
斎藤美奈子ハマりそうー^^
Posted by ブクログ 2010年09月06日
どんなに落ち込んでいたってめいっていたって、あたしゃ読むよ、買うよミナコ様。
今回もやはり、炸裂するのはミナコ節!!
茨木のり子の詩を「ぼうぜんと」読み直し、永ちゃんの「アー・ユー・ハッピー?」は、愚痴と女と金の話だけかよと切り捨てる。朗読者は、言いも言ったりで「ホーケー文学」!!!
もうたま...続きを読むらない、この感性!感覚!
あたしがどれだけミナコ先生を愛しるかなんて、誰にもきっともわかんないだろーなー。
Posted by ブクログ 2010年06月06日
ふだん本を読まない人が読むからベストセラーになる。
だからいわゆる「本読み」はベストセラーを読まずに批判する。
が、それでいいのか?(ちょっと裏カバーから文章拝借。)
そう思った著者が49冊を取り上げて批評した本。
最初はいろんなタイプの「読書人」の解説。
「読書依存症」「読書原理主義者」「偏食...続きを読む型の読者」「善良な読者」。
鋭い分析に基づいた分類だけど、まるで占いか心理テストの結果みたいだ。
私は「読書依存症」かな。
新刊情報はチェックしてるし、自分のためだけど読書日記もついに
ネット公開してしまったし、実際、本の置き場所がなくて困っている。
私の本好きはもう趣味なんてカワイイもんじゃなくて、ほとんど中毒だ。
ごはんと同じ。
そのわりには近現代の名作だけ見事に避けて読んできてるので読み込む力が甘い。
本題に戻って。
最初の§は「人生訓本」を集めたもの。
『大河の一滴』とか『老いてこそ人生』とか。
その中でも、『頭がいい人、悪い人の話し方』は、出版当時、私自身タイトルからしてくだらないと思いつつも手に取ってみた本だ。
売れてるんだから何かあるのかもしれない(私がベストセラーを読むときはたいがいこういう理由)と思って、とりあえず目次をチェック。
そしてぱらぱら拾い読みし、1,2ページで見切りをつけた。
今更説く必要もないような、ありふれたこと、当たり前のことばかり書いてあって、新発見が何もなさそうだったのだ。
斎藤さんもおもしろいところは皆無だったと書いているし、時間を無駄にしなくて良かったと思う。
次。
『「みにくいあひるの子」だった私』梅宮アンナ
出版されたときからタイトルが嫌でめくってみる気すらなかった。
だから『趣味は読書。』であらすじと解説が読めるってラッキーだと思ったんだけれど、梅宮アンナ、甘えすぎなんじゃないの?
元JJモデル、勉強嫌いが高じて高校進学拒否ってあんた・・・。
それじゃただのわがまま娘だ。
いくらハーフで外人と言われようが、親が厳しかろうが、人それぞれ悩みはあるのが当たり前。
悩みのない人生って、どんだけお気楽やねん。
斎藤さんは、アンナこそパラサイトシングルの見本だ、と言っている。
彼女のファンもそんな女の子が多いし、でなければその予備軍なのだそうだ。
何だか長くなってきたので急ぎ足で。
『市販本 新しい歴史教科書』。
けっこう面白いらしい。読んでみたい。
ものすごく売れる本は、ユルイ、との章で。
『五体不満足』『世界がもし百人の村だったら』『ハリーポッター』など。
『世界は~』は、存在は知っていたけれど、タイトルから胡散臭いものを感じたので読んでなかった。
『趣味は読書。』を読んで、内容を知り、そのアイディアには感心したものの、本当に世界が100人だったら、こんな本ができることもなかっただろうと思う。
『ハリーポッター』は、悪いけど、『趣味は読書。』にとりあげる意味がない。
斎藤さんも書いていたし、私も読んで感じたがまるきり現実逃避のためだけの本なのだ。
取り入れてもいいけれど、ファンタジーに問題意識なんか要らない。
必要なのは、想像をよりリアルにしてくれるディティールと、ダラダラにならない展開だけだ。
その展開すらも、後半のハリーポッターには欠けている。
炎のゴブレットからちょっとおかしくなってきて、収拾がつかなくなった気がする。
1巻を出した直後に、7巻の最終章はもう書き終わっていると宣言していたにもかかわらず、最後が近づくにつれ書き直さざるをえなくなったと言っているのを読んで、ますますその感が強まった。
『だからあなたも生き抜いて』大平光代 について。
極妻から弁護士になった人、と言えば誰でも知ってる本だ。
私が読んだのは中学生のときで、著者のプロフィールに惹かれて買った。
ミーハーなもんで。
確かにその凄まじい過去には驚いたけど、それだけだった。
あとは、人間やればできるもんやな(でも私には無理)、
というきわめてシンプルな感想を抱くのみ。
斎藤さんと私の共通の突っ込みどころは「極妻になった」部分のあまりのサラっとぶり。
一番濃い時代だったはずなのに、たった1章しか割り当てられてなくて、
「気付いたときには極妻になっていた」との記述には本当にあっけにとられた。
斎藤さん曰く、「気付いたときには、って、それはないんじゃないでしょうか。」
そうやんねー。そうやんねー。
いろいろあるでしょうに、いろいろ。
そこを教えてよ。
強引にまとめてしまうと『趣味は読書。』は、いろんな視点でベストセラーを見られて面白い本だ。
この先本を読む姿勢が少し変わるかもしれない。
ただし、冒頭に述べてある「善良な読者」さんは読まないほうがいい。
今まで抱いてた感想を斜め目線で、スパッと切り落とされる。
その切れ味は小気味良いほど。
恐れ入りました。
これからも、こういう本を出してくれればいいのにと思う。
読む気になれない、でも一般常識的ベストセラーを読む手間が省けるんだけど。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
こんな本がなぜベストセラーに……という疑問について、かなり鋭い考察をしている。そして、それだけでは終わらないのがこの本の魅力。ひねくれた読書家のみなさん(僕も含めて)にとっては、かなり笑える一冊でもある。ちょと前までの「ケータイ小説」の隆盛は、さしずめ純愛ブームの反動といったところか。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ベストセラーはなぜベストセラー足りうるのか?
この本を読んだからには著者の意見を鵜呑みにすることができないが(書き損だね)、
それでも乱暴と言っても差し支えない痛快な切り口はいたく気に入りました。
残念ながら私は「趣味は読書」とうそぶいておきながら
半分ぐらいしか理解していない洋書をぼつぼつ読む読...続きを読む者なのですが
宮部さんは好きなので、ディープだったり邪悪だったり。
で、ベストセラーには見向きもしないのですが
これを読んだらどれだけ今の本が薄っぺらいかわかります。
なんとか君が100ページほど悩んだ「会社の目的とは何か?」の問いは、
さすがに高校で政治・経済を学んだ身として一瞬でわかりました。
よかった。まだ教養の一部を失っていない。
純粋な気持ちで本を楽しむことと、
こう斜に構えて楽しむのと、
両方は一気にできないのでしょうか?
てか
もっと本を読まなきゃなぁ、と。
食わず嫌いしてる場合じゃないね。
でもこの本を読んだらとりあえずいっぱい読んだ気分になれるからお得。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
長い間人に貸しっぱなしだったのが戻ってきたので、おお、そうだ、ともう一度目を通した。
いやぁ、爆笑脱腹ものであります。
世の「大作家」「先生」の権威もなんのその。
ばったばったと言いたい放題!
読んでいるうちに彼女やっつけるところの「インテリよがり中年じじい系」って結構私にもあてはまるでないの...続きを読む、と震えちゃいますね。
一応、本を読む人はこれに目をとおし、世の書評がいかに「権威主義」「金太郎あめ」かよく認識してもらいたいものである。
Posted by ブクログ 2021年08月19日
忖度なし文芸評論家斎藤美奈子さんが1999.7~2002.10四十数冊のベストセラー本を読書しない人に代わり読み紹介してくれる。飯島愛、梅宮アンナ、石原真理子、大橋巨泉などのほとんど忘れ去られたタレント本達。日本語練習帳、買ってはいけない、動物占いなどのブームとともに去っていったもの。大河の一滴、鉄...続きを読む道員、東京タワー、模倣犯海辺のカフカも、永遠の仔なども
今後20年後残れるかは微妙そうです。
Posted by ブクログ 2020年08月20日
売れる本をカテゴライズして分析・レビューした小気味いい内容。思わず吹き出してしまったり、苦笑いしてしまったり...。そこまで扱き下ろす? これは持ち上げちゃうんだ...。直球と変化球の組み立てが絶妙で、読者から三振の山を築くこと必至!
Posted by ブクログ 2018年12月30日
斎藤先生のベストセラー解読書。世の善男善女が手に取るベストセラー、邪悪な読者が読んだらどうなる?というコンセプトのもと、皮肉のきいたベストセラー評を読むことができる。概ね2000年前後のベストセラーを取り上げているのだが、結構覚えているものですね。それだけ現象化した本ということなのでしょうが、それら...続きを読むが一刀のもとに切り捨てられる様(別に切り捨ててばかりいるわけでもないけれど)は爽快。
Posted by ブクログ 2013年08月28日
まさに立体的な読書、とでも言うべきか。書いてある内容をただただ「ふーん…」と読み飛ばしていくのではなく(こうなりがちな気がするけど)、これでもか!?というほど各所にメスを入れていく。この好奇心、探究精神こそが知性に繋がるんだと思うし、記憶に残る読書になるんだと思う。時に割と身も蓋もないような言い方も...続きを読むこの本の中にはあるんだけど、いいんですそれで。それが面白いし、新たな発見というか、時に自分の"痛さ"に気付かせてくれたりもするから。
例えば『五体不満足』だったり『だから、あなたも生きぬいて』だったり、世間の評価に流されて結局「なんかいい本だったな」ぐらいの感想しか持たず終わってしまうということも割とありがち。だからこそ、斎藤美奈子氏のように率直に自分の感想を持つ読書というのははなかなか貴重だ。
近頃の若者は本を読まない、なんて言うけれど、自分の考えや在り方を補強してくれるような本ばかり読んでると、なんだかとんでもない"勘違い野郎"になってしまいそう。それだったら本を読まなくてもそんなに変わらない。面白くない本でもそれはそれでどこかに楽しさがあるかなー、いろんなジャンルを読むのも楽しいかなー、なんてことをこの本は思わせてくれる。
Posted by ブクログ 2012年02月10日
斉藤美奈子の名前を聞いて、「まさか、ないわな」と思いつつ、あのミス.ミナコ・サイトウを連想していた口なので、想像以上の辛口書籍批評に驚いた。
しかし、あー、笑った。笑った。笑いましたよ。
まずはじめに批判ありき、の姿勢に「ちょっと」と思う部分もあったけれど、
大半は、膝を打つような小気味良さ。
本...続きを読むの読み方だけでなく、世の中の見方、モノの見方の参考書にもなる一冊。
Posted by ブクログ 2012年02月29日
ベストセラー本の共通項とは?を探った書評集。
いや~笑った。
ほとんどの本に対して最初から斬るつもり満々で読んでいるところが感じられるので好き嫌いは分かれそうだけど、それにしたって斬るのがうまい。
読まなくてもいい本がわかるっていう書評は珍しいし助かる。
あ、でもほんとにそんなひどい本なのかって確か...続きを読むめながらベストセラーを読んでみても面白いかもしれない。
Posted by ブクログ 2011年09月11日
読書家である事を誇りに思っている層はベストセラー本を買わない傾向にあるが、ならば代わりに読んで概要を紹介しよう! というのがこの本。
要点をさくっと説明しつつ、ツッコミどころには容赦なくつっこんでいくのが非常に痛快。
何故その本が売れたのか、という事の分析もされている。
大多数の作品がばっさりと斬...続きを読むられているが、単に批判するばかりではなく、著者が良い作品だと感じたものもきちんと評価されていて、
よくある「痛烈に批判するばかりの書評本」とは違い、著者が作品に真摯に向き合った上で紹介しているのだと感じられた。
「善良な読者」(ベストセラー本をよく読む層を、文中でこう読んでいる)ではない人の中でも、本気でまるごと信奉してしまうタイプの人ではなく、
ウィットに富む文ににやりと笑いながら軽い気持ちで読める余裕のある人にはお勧め。
但し、2007年の本なので、最新作は紹介されていない。
Posted by ブクログ 2010年07月07日
ベストセラーをめったギリにする読書エッセイ。
ざくざくと切り捨てる様がカッコイイ。
「あれ? これなんで売れているんだろう?」とランキングを見て首をかしげる方にオススメ。
そうだったのかー。
続編も読もうと思った。
Posted by ブクログ 2009年12月16日
「ベストセラーを斬る」本でしょうかね。
米原万里さんの「打ちのめされる…」でこの本を知ったが、米原さんは賛否両論であるのに比べて、この本に出てくるベストセラー本はすべて否の方です。賛の方も書いてあるなら読みたいな。
ちなみに浅田次郎に関しては同意見でした。
面白かった。特にタレント本の辺...続きを読むり。
Posted by ブクログ 2009年12月06日
高熱の中読んだ斎藤美奈子。高熱でも読めてしまうのが斎藤美奈子のすごいところだよな。わたし、趣味は読書。なんて、これからは絶対言えない。っていうか、実際本よんでねーし。『趣味は睡眠。』っていう本でも書こうか。
斎藤美奈子の何がすげえって、これは書評じゃなくて、そんなの超えて、社会学的な分析っていうか、...続きを読むマーケティングっていうか、そういうレベルの本であること。何が読者に求められているのかを分類して、わかりやすく、かつ面白く書いてしまったわけ。しかし、斎藤さんが自覚的であるように、彼女の言うところの「善良な読者」は、斎藤さんの本なんか手にとらんのだというのがものがなしい。もともと斎藤さんは編集者だったそうな。すげー。いい仕事してますなー。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
よく売れている本は読みたいけどつい後回しにしてしまうし、
評判が先に立つのでだんだん興味がうせてくる。
それに高いお金をだして一度だけしか読まないであろう本を買うのは気が引ける。
タレント本はちょっと気になるけれど、
買う気はさらさらないし、
買ってしまったが最後後悔するのは目に見えてい...続きを読むる。
でも、内容くらいは知っていて損はないのでは?
そう思うような本がじゃんじゃんネタばれありで
評されている。
すぐ読み終わるのに、読んだ後は100冊くらい本を読んだような気分になれる。
お得。
Posted by ブクログ 2021年05月01日
斎藤美奈子氏による書評本
刊行されたのは20年ほど前
古いのだが、対象をベストセラーとしているところが面白い
話題になっているけど身銭を切ってまで買いたくない本を代わりに読みます、と言うスタンスも拗らせた読書人には惹かれる
取り上げられた作品個々の評価は好みがあるので特に触れないが、作品を論じる際に...続きを読むその時の社会情勢や流行りを取り上げている視野の広さに好感が持てる
出版業界の観点だけでなくサブカルチャー的に時代を平面として切り取っているのが面白い
Posted by ブクログ 2014年09月15日
著者が、数々のベスト・セラー本を読んで、内容を紹介しつつツッコミを入れていくという本です。
五木寛之『大河の一滴』のような人生本、梅宮アンナ『「みにくいあひるの子」だった私』のようなタレント本、『話を聞かない男、地図が読めない女』などの疑似科学本など、自他ともに認める「読書家」がなかなか手に取らな...続きを読むいような本を、一流の話術で紹介しているのですが、しかし考えてみればこれってすごい大変な仕事だなと思ってしまいます。私自身も、この手のベスト・セラーはけっこう好んで読む方なんですけれども。そういえば、かつてナンシー関が、普通の視聴者は24時間テレビを見なくてもいいんだということに改めて気づいて、愕然とした、というようなことを書いていたことを思い出します。
Posted by ブクログ 2014年07月04日
独身の頃に読んだ斉藤美奈子さんの本ってすごくおもしろい!と思っていたのですが、40を過ぎてから読むにはこの人の文章はアグレッシブすぎて、ちょっとしんどい気がします。
また、ベストセラーの書評って新鮮な間に読まないと面白くないから、書籍になってずいぶん経ってから読んでも・・・
ということで、途中でや...続きを読むめちゃいました。ごめんなさい。
Posted by ブクログ 2012年06月15日
読書好きに限って読んでいないことの多い、所謂ベストセラーの作品を、著者が変わりに読んで紹介してくれるという趣向。
一風変わった書評になっていて面白い。
Posted by ブクログ 2012年02月04日
ふだん本を読まない人が読むからベストセラーになる。だからいわゆる「本読み」は、ベストセラーを読まずに批判する。が、それでいいのか?そう思った文芸評論家・斎藤美奈子が果敢に挑みました。49冊を読み倒し、見つけたベストセラーの法則が6つ。読めば、抱腹絶倒、悲憤慷慨、そして世間の事情がわかってきます。文庫...続きを読む化に際し書き下ろしたのは『国家の品格』『東京タワー』など6篇。大増補版。
(裏表紙紹介文より)
***
読んだことのある本は少なかったけど、軽く内容にも触れているので読みやすかったです。 *ベストセラー本をバッサリ批評するのは読んでいて面白い部分もありましたが、斎藤さんがベタ褒めする本(が存在するならば)の書評も読んでみたいなーと思いました。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
様々なベストセラーを切りまくる書評。面白い。
小説「朗読者」への包茎小説という表現は笑った。
多少捻くれた部分もあるが、ものごとを批判的な視点で見ることができる著者の「趣味は読書。」には説得力がある。きっとたくさん本を読んでいるに違いない。
Posted by ブクログ 2011年06月20日
ベストセラーの本は誰が読んでいるのか?は、B'zは誰が聞いているのか?に匹敵する疑問だったが、その答えを知ることができた。約10年前の本書だが、試しに2010年のベストセラーを検索すると、本書で取り上げられている本と似たような面子で吃驚。普段、本を読まない人に売れないとベストセラーにはなら...続きを読むず、従ってベストセラーは読書家には物足りな過ぎて読まれないという構図。辛辣な批評はシネマハスラーを彷彿とさせる面白さ。さすが。
Posted by ブクログ 2010年07月17日
面白かった。数々のベストセラー作品が辛辣に批評されていました。文芸作品、実用書、タレント本から歴史の教科書まで。
この本の主旨は「忙しくて本なんて読んでいられない!という人に代わって著者が読んであげようじゃないか」という感じなんですが、いずれは自分でも読もうという意思が少しでもある人にはお勧めできま...続きを読むせんね(笑)
うん。本当に本なんて読む気がない人か、既に読み終わっていて、どれどれ他人の意見でも聞いてみるか…という人向けだと思います。
私も著者に言わせれば「邪悪な読者」の1人です。こんなとこにレビューしてる時点でそうですが、恋空を読んで泣いたと言われれば嘲笑し、山田悠介が凄く面白いよとか言われれば、可哀想にと思ったりします。こんなのは「善良な読者」にとって余計なお世話であって、いかに私が通人ぶっているかが分かりました。人の感動をわざわざ邪魔することはないんですよね。
個人的にこの著者も邪悪な読者に当てはまると思いますが、その辺は自覚しているみたいです。
まあさらに邪悪になってこの本を批評すると、左翼の人が右翼の人の意見を聞いて無理して頷いてる、あるいは頷いている自分はこんなに大人よ!ってのを主張してる感がありました(笑)
うんでも、買ったわけじゃないし、面白かったし、まあいいや。