あらすじ
年の差? 種族の違い? 愛さえあれば関係ない! もし仮に、世の中の人間をふたつの種類に分けるとしたら。あなたなら何と何に分けますか? ――「吸血鬼とそれ以外、だな」 ――「いいえ。運命の人に出会えるか出会えないか、です」 神谷誠一郎(かみやせいいちろう)、二十八歳。職業は猟犬(ハンター)――吸血鬼を狩る者。 ある夜、彼のもとにひとりの少女がやってきた。 綾瀬真(あやせまこと)、十四歳。世界で唯ひとりの『生まれつきの吸血鬼(ナチュラルボーン)』。 とある恩人の縁を頼ってきた彼女を誠一郎は受け入れ、ふたりは同居生活を始めるのだが――いつしか彼らは、吸血鬼の謎をめぐる思わぬ事件に巻き込まれていく。 年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、開幕!
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どう書いたもんか色々と悩みましたが、兎に角アッサリ読み易く、かと言って薄味でも無く、シッカリ後味も引く感じで面白い。
六年半前の刊行で、3巻まで世に出ている事は知っていても完結しているのかは…?
なれど読み進めてみようと思う。
神谷誠一郎(28)を振り回すのは、綾瀬泉の娘を自称し、綾瀬真と名乗る14歳。
泉と瓜二つで生き写しの様な真は、考え方や言動までそっくりで、誠一郎には敵わぬ相手。
その上、その実態は泉の娘では無く複製で、戸籍が無いのを口実に闇ルートで戸籍を成人年齢で取得したり、羨ましいけど…いたたまれない。