【感想・ネタバレ】ドッグ・メーカー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の“寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと繋がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こういう話すごい好き(^ω^)

警察の裏みたいな
ハードボイルドなオッサンと
キツめの女上司。
タヌキなじぃさん。

ただ一つだけ言うなら
羽場がどうしてそこまで行ったかを
もう少しだけ丁寧にして欲しい
羽場のAnother Story出て欲しい。
是非買うのに。

最後やっばりたぬきジジィ
なんかあると思った。
井筒のAnother Storyもみたいな
何をやらされてるんか
ちょっとだけ。

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2020年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤から鳥肌が立つほど面白くてあっという間に読み切った。ドッグメーカー・黒滝が『果てなき渇き』の主人公と分からなくなる瞬間があって、鎖を繋ぐまでの過程は非道だが真実究明に対しては真っ直ぐでクソ野郎でなくて良かった笑。

それぞれのキャラがしっかりしているので魅力的に映る。最初は警視・相馬の女性という所には違和感はあったが信念は誰よりも熱くて自己犠牲も強くてキャリア組でのし上がったのは理解できた。

終盤に相馬が攫われて、「はいはい、クッパにピーチ姫を攫われて助けに行く構図ね…」と一瞬冷めた感じもあったが何のその、そこからがまた面白かった。次作を匂わせる心地良いもやもや感を残し、いい終わり方でした。

ちらほら下ネタ的なワードが出てくる意図は不明 笑。中でも相馬が上司の吹越の禿げた頭をそびえ立つアレに感じたのはどうかと思う…

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2024年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
この手の小説にはいつも飛び切り美人な女性キャリア上司が出てくる気がする。自分にもそんな上司がいたらなぁ。

ドック・メーカー黒滝はダークヒーロー。最後で逆転が起き、裏切り者は抹殺されたが、真相は闇の中。というか仲間と思っていた人が絵図を描いていた可能性を匂わせる最後に戦慄した。続きが気になる。

あらすじ
警視庁人事一課は警察のための警察、いわゆる警官の不正を暴く監察官だ。刑事・公安畑を歩んできた黒滝は、非合法なやり方でエスをしたて上げて情報を独り占めし、これまで手柄を上げてきた。ドッグ・メーカーと呼ばれていた。しかし、そのやり方をよく思わない上層部によって閑職に追いやられていたところを、キャリアの相馬美貴に拾い上げられる。

美貴が調べていたのは部下だった監察官の日下が何者かに殺された事件だ。黒滝は田所の妻の弱みを握り、部屋を捜査して、覚醒剤を見つける。さらに田所が暴力団と会い、覚醒剤の仕入れを共謀していたことを突き止める。

しかし、警察官の不正を隠蔽し、自身を保身したい警察上層部は、田所を糾弾。本人を自殺に追い込み、事件を闇に葬り去ろうとする。

黒滝は田所のPCから真相を掴み、一発逆転を狙う。監察官と不正刑事の闘いはやがて警察上層部の闘争に発展していく。

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2023年11月22日

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ネタバレ

評価は4.

内容(BOOKデーターベース)
黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の“寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと繋がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。

正しいことを貫くには心だけでなく頭脳も必要・・・私に無い頭脳を持った相馬美貴に心の中でエールを送り続けてしまった。

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2019年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
面白かったけど、文章が長くて途中で何度も集中力切れそうになった…
バイオレンスなハードボイルド。
警察組織に蔓延る悪徳警官、エスを飼いながらも自分の正義を貫くドッグメーカー、きつい敏腕女上司。
キャラがみんな濃くてストーリーとして面白かった。
もうちょい簡潔でもよかった!
ラストの感じ、続編出てもおかしくない

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【229冊目】知り合いから、面白いからと言って貸された本。主人公がどうやって情報提供者を獲得していくのか、その手法がハードボイルドだから、普通の推理小説にしか慣れていない人にはこれが新鮮かもしれない(実際他の方の感想にはそうしたものも見られた。)。が、そこで引き込まれるほど自分も素人ではない笑。
 前半は説明的な部分も多く、事態も一定のペースをもって推移していくだけだったものの、キーマンが自殺してしまう後半からはテンポも良く、楽しんで読むことができた。
 警察内部って、こんなに派閥とか内部抗争でドロドロしてるんだろうか……

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2018年04月29日

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